フェニンジオン
フェニンジオンは、血管内血栓形成を阻害する目的で使用される抗凝固薬です。こちらのお薬は経口薬となります。
フェニンジオン
フェニンジオン, Phenindione
ディンデバン, Dindevan その他
100
Biological E その他ジェネリック各社
錠
50mg
インド
1247
【フェニンジオン】食べ物の有無によらず服用いただけます。ほうれん草やブロッコリー、ネギ、キュウリ、バジル等のビタミンKが豊富な食品と併せての服用は避けてください。
【フェニンジオン】アルコールとの相互作用は不明です。医師にご確認下さい。
【フェニンジオン】妊娠中の使用は危険です。ヒト・動物研究共に、胎児への重大な悪影響が確認されています。医師へご相談下さい。
【フェニンジオン】授乳中の使用は危険です。研究データでは薬が乳児に毒性がある、もしくは母親が授乳に適さない状態であることが示されています。
【フェニンジオン】通常運転能力に影響はありません。
【フェニンジオン】腎疾患患者の使用は注意が必要です。用量調整が必要な場合がありますので、医師へご確認ください。重度の腎疾患患者の使用は推奨されません。
【フェニンジオン】情報が限られています。医師へご確認ください。
フェニンジオン
- フェニンジオンは、血栓の予防に適した薬です。
- 毎日一定の時間に服用いただくと、より効果的です。
- フェニンジオンが正常に機能していることを確認する為、定期的な血液検査(PT-INR)が必要です。
- フェニンジオンは出血のリスクを高めます。シェービングや爪切り、鋭利な物の使用、接触スポーツ(サッカーやレスリング等)を行う際は、注意が必要です。
- 嘔吐物や尿、便(黒いタール便や、鮮紅色の血液が混った便)に血液が混ざっていた場合は、医師にご連絡ください。
- 食品や他の医薬品との相互作用がある為、頻繁な用量変更が必要となります。
- 手術や歯科治療を受ける際は、一時的なフェニンジオンの服用中止を求められることがあります。
- フェニンジオンは妊娠中の方は使用しないでください。
- 腎疾患や肝疾患の既往歴がある方は、医師に知らせて下さい。
血栓は通常出血を止めるために形成されますが血の塊が血管内に異常に発生する場合があり、血栓塞栓症につながる可能性があります。
血液の凝固因子は肝臓で産生されるタンパク質であり、このお薬は血栓を形成するのに必要な因子を阻害してくれます。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【推奨用量】
通常、初回投与量として初日に200mgを服用します。
2日目は、用量を通常1日100mgに減量します。
3日目以降は、フェニンジオン錠による治療開始時および治療中定期的に行われる血液検査結果に基づいて、医師が用量調節を行います。
【用法】
錠剤は水と一緒に、できるだけ毎日同じ時間に服用して下さい。
医師から処方された用量を超えて服用してはいけません。
上述の用量および服用方法は成人にのみ適用されます。
子供への使用:
フェニンジオン錠は、子供への使用は適しません。
【注意事項】
別の病院や歯科医にかかる場合は、必ず全ての医師や外科医、看護師、歯科医、薬剤師に、フェニンジオン錠を服用中である旨を伝えて下さい。
【過量服用した場合】
直ちに医師に連絡して下さい。
フェニンジオン錠を過量に服用すると、あざや血栓、血尿、直腸出血、そのた内臓内出血が起こる可能性があります。
【服用を忘れた場合】
服用を忘れ、予定時間の2~3時間以内に思い出した場合は、直ぐに服用して下さい。
これ以降に思い出した場合は1回分を飛ばし、次の予定時間より服用を再開して下さい。
この場合、血液検査を受けるために医師の診察を受ける際、服用忘れがあった旨を医師に伝えて下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。
【服用を中止する場合】
フェニンジオン錠は、医師の指示が無い限り服用を中止してはいけません。症状が悪化する恐れがあります。
- ワルファリンなど他のクマリン系抗凝固薬に対するアレルギー
- 血液凝固障害血友病、重度の腎臓病、重度の肝疾患
- 心臓弁や心臓(細菌性心内膜炎)の粘膜の細菌感染
- 高血圧、消化性潰瘍
アロプリノール、アミオダロン、抗生物質、抗真菌薬、アナボリックステロ イド、アスピリン、シメチジン、クロピドグレル、ダナゾール、デキストロプロ ポキシフェン、ジフルニサル、ジピリダモール、ジスルフィラム、フィブラート、 グルカゴン、レボチロキシン、非ステロイド性抗炎症薬、オメプラゾール、 パラセタモール、プロパフェノン、ロスバスタチン、シンバスタチンスタチン、 スルフィンピラゾン
以下のお薬はフェニンジオンの効果を弱める可能性があります。
アミノグルテチミド、フェノバルビ、プリミドン、バルビツール酸塩、カルバマ ゼピン、コレスチラミン、グリセオフルビン、リファンピシン
以下のお薬と組み合わせて使用された場合、出血のリスク増加の可 能性があります。
アスピリン、クロピドグレル、ジピリダモールなどの抗凝血薬
ダルテパリン
パロキセチンやフルオキセチンなどのSSRI系抗うつ薬