ウルソジル (ウルソジオール)
ウルソジルの有効成分ウルソジオールは、胆汁酸の一種で胆汁うっ滞性肝疾患、アルコール性脂肪肝疾患、および非アルコール性脂肪肝、胆石やその他の肝臓病の治療に使用されます。 胆汁の流れをよくし、肝臓の細胞を守る作用があります。
ウルソ ジェネリック, Generic Ursocol
ウルソジオール (ウルソデオキシコール酸), Ursodiol (Ursodesoxycholic Acid)
ウルソジル, Ursodil
10
Zydus Cadila
錠, 徐放性錠 (SR錠, ER錠, CR錠)
150mg, 300mg, 500mg
インド
2990
【ウルソジル】食後の服用が効果的です。
【ウルソジル】アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。
【ウルソジル】妊娠中に使用するのはおそらく安全です。 動物研究では、胎児への悪影響は低いか、または全く示されていませんが、ヒトの研究では限られていますので、医師へご相談ください。
【ウルソジル】母乳育児中の使用は恐らく安全ですが、念のため、医師へご確認ください。
【ウルソジル】車の運転に影響を及ぼすことはありません。
【ウルソジル】不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
【ウルソジル】不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
シルデナフィル
ウルソジオール
- ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、食後の服用が効果的です。
- 制酸剤が体内に吸収されたウルソデオキシコール酸の量を減少させてしまうため、ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)を服用している間は、アルミニウムを含む制酸薬を服用しないでください。
- 授乳中の場合は医師にご連絡ください。
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は胆汁酸であり、体内に自然に存在する化学物質です。血液中のコレステロールの量を制御するのに役立ち、胆嚢にできる胆石を溶解するために使用されます。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は安全ですか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、通常、十分に耐容性があますので、医師または医師の指示に従って、規定の用量で使用すると安全です。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は原発性胆汁性肝硬変に対してどのように作用しますか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、コレステロールの生成を減少させ、胆汁中にコレステロールを溶解させて石を形成しないようにすることにより、原発性胆汁性肝硬変を治療します。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は体重の増加や減少を引き起こしますか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、体重に関しての副作用は報告されていません。この薬を服用中に体重の増加や減少がみられた場合は医師にご相談ください。
Q.妊娠中のウルソジル(ウルソデオキシコール酸)の使用は安全ですか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)の妊娠中の使用は医師の指示がない限り使用できません。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は胆石の治療に有効ですか?
はい、ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、機能している胆嚢のコレステロールで作られた放射線胆石の治療に効果的です。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は何に使われていますか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、機能している胆嚢で、コレステロールからなる放射線透過性胆石を溶解するため、また、原発性胆汁性肝硬変の治療に使用されます。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は産科胆汁うっ滞にはどのように作用しますか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、産科的胆汁うっ滞のある女性の掻痒および肝機能を改善するのに役立ちます。妊娠中のウルソジル(ウルソデオキシコール酸)の使用に関するデータが限られているため、妊娠中に薬を摂取する前には必ず医師に相談してください。医師から明確な指示がない限り、妊娠中は使用できません。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)はどのように作用しますか?
ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は、コレステロールの生成を減少させ、コレステロールを胆汁中に溶解させ、胆石の形成を妨げます。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)はステロイドですか?
いいえ、ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)はステロイドではありません。
Q.ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は抗生物質ですか?
いいえ、ウルソジル(ウルソデオキシコール酸)は抗生物質ではありません。
胆石は消化液が硬化して胆嚢にて形成されるものです。胆嚢は腹部右側、肝臓の下にあり洋ナシの形をした小さな器官です。胆嚢から胆汁と呼ばれる消化液が小腸へと送り込まれます。小腸へ送り込まれた胆汁はその後、小腸壁から吸収されて肝臓へと戻ります。 胆石には砂粒のような小さなものから、大きいものではゴルフボールと同じくらいにまでなるものもあります。また、一つしか見つからない場合もあれば、複数の胆石が同時に見つかる場合など人により症状は様々です。 米国、日本でも胆石はでは一般的によくみられる病気であり、自覚症状を訴える患者の場合、胆嚢摘出手術での治療が行われることが一般的ですが。特定の徴候や症状がない場合の胆石は、治療不要の場合もあります。 胆石は徴候や自覚症状が無いこともありますが、胆管内に詰まり胆管閉塞を起こした場合、下記のような症状を引き起こします。 ○腹部右上にの突然激しい痛み
○胸骨の下に、あなたの腹部の中心部に突然激しい痛み
○肩甲骨の間の背中の痛み
○右肩の痛み 胆石の痛みは数分でおさまることもあれば、数時間に及ぶこともあります。 何らかの自覚症状や兆候がみられる場合には、医師に診てもらうこと。 胆石合併症では下記のような徴候や症状を発現することがあります。万一、胆石合併症の疑いがある場合は、直ちに医療機関にて診察を受けること。 ○腹部に激痛があり、座った状態でもいられない
○肌の色が黄色味をおびている
○白目部分が黄色身をおびている
○高熱と悪寒がある
胆汁は肝臓の肝細胞によりコレステロールと胆汁酸から生成されます。肝臓で作られてた胆汁は胆管を通り十二指腸内へ分泌されます。その後、腸管から再吸収され肝臓へ戻されます。胆汁には脂質の消化吸収を促進する、肝臓で処理された不要物の排泄、血中コレステロール値調節などの役割があります。胆汁の流れが何らかの原因で停滞、阻害されている状態を胆汁うっ滞と言います。胆汁うっ滞により、胆汁の成分が肝臓内や胆管内に停滞しさらには血液中に漏れるうことになります。胆汁内のビリルビンや胆汁酸といった成分が血液中に漏れ出すことで、黄だん、便尿の変色、皮膚のそう痒、カルシウムやビタミンDなどの栄養素の吸収悪化による骨量減少や、ビタミンKの吸収不良による出血などの症状を引き起こします。 胆汁のうっ滞のうち、胆汁のうっ滞が肝臓内においてみられるものは肝内胆汁うっ滞症と呼ばれ、肝炎や原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎といったような肝細胞、および肝内胆管の障害による胆汁の流れの低下によって発症するものです。肝内胆汁うっ滞症を放置しておくと最終的には肝硬変や肝不全へ悪化するおそれがあります。そのほかにも、胆汁うっ滞により胆汁内のコレステロールなどが結晶化し胆石化し、さらには形成された胆石が胆のう炎や胆管炎などの疾患が引き起こす可能性があります。 このような原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎の治療の第一選択薬として広く用いられているのが、有効成分であるウルソジオールです。その作用機序は良く知られていませんが、肝細胞や胆管上皮細胞膜における細胞障害性の強い疎水性胆汁酸との置換作用、回腸での胆汁酸の吸収の阻害作用、免疫調節作用、胆汁分泌増加の促進作用などによるものではないかと考えられています。
またウルソジオールには胆汁内のコレステロール不飽和作用やコレステロールの液晶化作用があるとされており、この作用によるコレステロール系の胆石の形成を阻害や、小さめのコレステロール系胆石を溶かす作用もあるとされています。 胆汁うっ滞は、肝臓内に原因がある場合と、肝臓以外に原因がある場合とがあります。肝臓内の原因としては、上記にも記載したとおり、肝炎、薬物性肝障害、原発性胆汁性肝硬変などがあります。 肝臓以外の原因としては、胆管内の結石や胆管狭窄、胆管がん、膵がん、膵炎などによる胆管閉塞があります。 胆汁うっ滞に特徴的な症状として、黄疸や全身のかゆみが起こったり、尿の色が濃くなったりします。
また、脂肪の消化吸収を助ける胆汁が腸内に流れないため、脂肪が多く含まれた、色の薄い便が出ることがあります。 胆汁うっ滞が起こると、血液中のALP(アルカリホスファターゼ)、γ-GTP、ビリルビンなどの値が高くなりますが血液検査だけでは胆汁うっ滞の原因は特定することはできないため、、検査結果で異常値が出た場合は超音波検査やCTスキャンによって肝臓内と肝臓以外のどちらに原因があるかの診断が必要になります。
他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること
妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること
○劇症肝炎の場合、症状が増悪するおそれがあるので使用してはいけません。
重い膵臓疾患がある場合、消化性潰瘍がある場合、胆管に胆石がある場合
血糖降下薬(SU剤)、コレスチラミン(クエストラン)、制酸剤、クロフィブラート系脂質低下薬などを使用している場合、本剤と併用する場合には注意が必要です。医師に必ず相談してください。
糖尿病の薬を使用している場合、本剤との併用で作用を増強することがありますので注意が必要です。
コレステロール低下薬のコレスチラミン(クエストラン)や、胃薬の制酸剤と本剤を同じタイミングで服用した場合、本剤の作用が弱まるおそれがあります。時間をあけて服用するようにするなどの対応が必要となります。詳しくは医師、薬剤師へご相談ください。
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