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スタビル (スタブジン)

スタビル (スタブジン)は抗ウイルス薬です。有効成分スタブジンは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が体内で増殖するのを阻害する作用があります。

同義語

スタビル, Stavir

有効成分

スタブジン, Stavudine

その他のブランド名

ゼリット ジェネリック, スタビル, Stavir

包装

10

製造元

Cipla

形状

カプセル

含有量

30 mg, 40 mg

製造国

インド

SKU

3114

【スタビル (スタブジン)】空腹時(食事の1時間前もしくは、食事の2時間後)の服用が望ましい。

【スタビル (スタブジン)】アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご相談ください。

【スタビル (スタブジン)】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトの研究では情報が限られています。薬の使用前に医師にご相談ください。

【スタビル (スタブジン)】 不明です。 医師へご相談ください。

【スタビル (スタブジン)】 めまいや傾眠などの症状が見られることがありますので、車の運転や機械の操作は行わないで下さい。

【スタビル (スタブジン)】 腎疾患のある方は、用量調整が必要となりますので、医師へご相談下さい。

【スタビル (スタブジン)】 不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

スタブジン

使用方法
スタビル (スタブジン)はHIV感染の治療に使用されます。
効能・効果
スタビル (スタブジン)は、ヒト細胞におけるHIVウイルスの増殖を防止することで、HIVウイルスが新しいウイルスを生産する のを止めます。
一般的な副作用
疲労、頭痛、悪心、めまい
専門家のアドバイス
  • 少なくとも食事の1時間前にスタビジンを服用して下さい。
  • めまいを引き起こす可能性があるので、重機を運転したり、操作したりしないでください。
  • 肝臓や腎臓病、末梢神経障害(しびれ、うずきや痛み)または膵炎(膵臓の炎症)または乳糖不耐症などがある場合は、スタビディンを服用する前に医師にご相談ください。
  • ジドブジン、ジダノシン、ドキソルビシン、ヒドロキシ尿素、またはリバビリンなどの他の薬剤を服用している場合は、スタビル (スタブジン)を服用する前に医師にご相談下さい。
  • 膵臓や肝臓機能に問題があり、乳酸アシドーシスの症状(吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振、体重減少、急速な呼吸、深呼吸、神経学的症状など)がある場合、直ちに医師の診察を受けて下さい。
  • 副作用を悪化させる可能性があるので、スタビジンを飲みながらアルコールを飲むのは避けてください。
  • スタビル (スタブジン)を使用している間は、HIVの拡散を防ぐために必要な予防措置を取って下さい。
  • 妊娠中、妊娠予定がある、または母乳育児を希望する場合は、医師にご相談ください。
よくある質問
Q. スタビジンは何の治療に使用されますか?
スタビジンは、HIVに感染した患者におけるHIVまたはその関連疾患の拡散を防ぐために使用されます。
基本情報
サニルブジン sanilvudine(JAN) 抗ウイルス・HIV逆転写酵素阻害剤
スタブジンは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が体内で増殖するのを阻害する抗ウイルス薬です。

エイズは、(後天性免疫不全症候群)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって引き起こされます。このウイルスは、免疫系の細胞、CD4 + Tヘルパーリンパ球として知られ、特に白血球細胞に侵入します。これらの細胞は、感染症と戦うために免疫系の他の細胞を活性化しますが、HIVはCD4ヘルパーT細胞を殺すので、体がウイルスや、その他の感染症を戦うことができなくしてしまうのです。

 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、ウイルスがCD4T細胞の内部に侵入するとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)はその中で自身のコピーを数々と生成して倍増していきます。プロテアーゼと呼ばれるHIVウイル スによって生成された酵素は、この過程において重要な役割を持っています。プロテアーゼはウイルスの新しいコピーが片から組み立てることができるように、ウイルスによって生成された新たなタンパク質を分解する。この酵素の働きがなければ、生成された新しいウイルスがよりたくさんのCD4細胞に侵入し感染を広げられなくなるのです。

  HIV感染は、抗体ができる数週間から1ヵ月後でないと検査結果が正しくでないことがあります。また、感染者の多くは初期の感染期に他の感染症などでもみられるような症状が起こり、その後、症状は軽くなり長い無症状期間を過ごします。一見、健康に見えますが体内ではHIVウイルスが増殖し、それに対抗してCD4陽性T細胞が作られるという工程が繰り返されます。見た目に健康に見えるために、発見が遅れてしまうことになるのもこの時期です。その一方で、自己免疫疾患様の症状が出たりするケースもあります。

 無症候期を過ぎると、CD4陽性T細胞がある程度まで減少していった時点で全身の倦怠感や体重の変化、ひどい疲労感、下痢、発疹、咳、口内炎、帯状疱疹、脂漏性皮膚炎など免疫低下症状が現れ始めエイズ発病期の症状が現れます。多くの場合で、こうした症状が出て初めて検査を受けHIV感染が分かるということも多いのです。エイズ発症後、症状が進むとさまざまな異常や生命を危ぶむ症状が出てきます。症状は多種多少でここに全てを記すことはできませんが、そ悪性リンパ腫、皮膚がん、ニューモシスチス肺炎、カポジ肉腫、壊疽などがあります。

 HIVは感染力が弱いウイルスですので、普通の社会生活をしている分には感染者と共に過ごしても感染することは先ずありません。主に、体液(血液、精 液、膣分泌液、母乳など)からの感染が主になります。傷のない健康な皮膚から感染することはなく、血管に届くまで傷がある皮膚や粘膜から感染しやすくなり ます。
警告
○末梢神経障害(四肢のしびれ・刺痛感・疼痛などの症状)に注意して下さい。
○本剤の使用語に、急性の四肢筋脱力や歩行困難、呼吸困難、ギラン・バレー症候類似の症状、腱反射消失などが現れたケースがあります。
○全身倦怠感、悪心・嘔吐、腹痛、急激な体重減少、頻呼吸、呼吸困難等の乳酸アシドーシスが疑われる症状、ギラン・バレー症候群に類似した症状に注意して下さい
禁忌
本剤に含まれる成分に対してアレルギーの既往歴がある場合の使用はできません。また、妊娠中または妊娠している可能性がある場合は原則として使用できません。
慎重投与
下記の場合の使用は慎重に行う必要があります。事前に医師に該当を伝えて下さい。
○肝障害・腎障害がある場合
○末梢神経障害又はその既往歴がある場合
○膵炎又はその既往歴がある場
相互作用
【併用注意】
ジドブジンとの併用には注意が必要です。ジドブジンが細胞内で本剤のリン酸化を抑制するために効果が弱まるとの報告があります。
高齢者への投与
高齢者は一般に生理機能が低下しているので、特に慎重に使用を進めることが大切です
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
原則として妊娠している場合、及び妊娠している可能性がある場合の使用はしないこと。本剤を使うことの有益性が危険性を上回ると判断可能な場合に限って使用すること。授乳中にやむを得ず使用する場合には授乳を止めること。
小児等への投与
低出生体重児、新生児,乳幼児への使用に対する安全性は確立されていません。
保存等
室温保存で保存可能。
直射日光を避けて保存してください。
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