電話: (050) 5806 4417

平日09:30~18:30(日本時間)

セロクイン (フマル酸クエチアピン)

セロクイン(クエチアピン)は、非定型抗精神病薬です。有効成分のクエチアピンが気分の落ち込み、気持ちの高ぶりや不安などの精神状態を改善する作用があります。 主に総合失調症の治療に使用されますが、抑うつ状態などの症状にも用いられます。

同義語

セロクエル Seroquel

有効成分

フマル酸クエチアピン Quetiapine Fumarate

その他のブランド名

Qutan, セロクイン,Seroquin, Quel

製造元

Cipla

包装

10

形状

含有量

25 mg, 50 mg, 100 mg, 200 mg, 300 mg, SR 300mg

SKU

3190

【セロクイン(クエチアピン)】食事の1時間前か2時間後の空腹時に服用下さい。

【セロクイン(クエチアピン)】アルコールと一緒に服用した場合、過度の眠気や鎮静を引き起こすことがあります。

【セロクイン(クエチアピン)】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【セロクイン(クエチアピン)】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。

【セロクイン(クエチアピン)】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。

【セロクイン(クエチアピン)】腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。医師へご相談下さい。

【セロクイン(クエチアピン)】肝疾患が重度である場合は、注意して使用する必要があり用量調整が必要となる場合があります。医師へご相談ください。

シルデナフィル

クエチアピン

使用方法
セロクイン(クエチアピン)は、統合失調症および躁病の治療に使用されます。
効能・効果
セロクイン(クエチアピン)は非定型抗精神病薬です。思考に影響を及ぼす脳内の特定の化学的メッセンジャーの作用を調節することによって作用します。
一般的な副作用
頭痛、筋緊張異常、眠気、パーキンソニズム、静坐不能、めまい、血液中のヘモグロビンレベルの低下、体重の増加、血液中のトリグリセリドレベルの増加
専門家のアドバイス
  • セロクイン(クエチアピン)または薬の成分のいずれかにアレルギーがある場合は、セロクイン(クエチアピン)を服用しないでください。
  • セロクイン(クエチアピン)は体重の増加を引き起こすことが知られていますので、定期的に体重をチェックしてください。
  • セロクイン(クエチアピン)の服用でご自身の体にどのような影響があるかを知るまで、車の運転や機械の操作は行わないで下さい。セロクイン(クエチアピン)は眠気を引き起こすことが知られています。
  • 突然セロクイン(クエチアピン)の服用を止めないでください。薬の服用を停止する前は、1〜2週間徐々に用量を決めて減らすように医師から指示されます。
  • セロクイン(クエチアピン)の副作用の多くは血液検査によってのみ確認できるため、医師の指示に従い定期的に血液検査を受けてください。
  • 尿の薬物検査に行く場合は、医師に知らせてください。これは、メサドンやTCAを服用していないにもかかわらず、ある種の試験方法を使用した場合に尿がメサドンや、三環系抗うつ薬(TCA)と呼ばれるうつ病の特定の治療薬に対して陽性結果をもたらす可能性があるからです。その場合は、別のテスト方法の使用が勧められます。
  • 脳の損傷や昏睡、てんかん、けいれん、筋衰弱(重症筋無力症と呼ばれる疾患)の既往歴がある場合は、特別な予防措置を講じて下さい。
  • 神経遮断性悪性症候群の症状(発熱、重度の筋肉の硬直、発汗または意識の低下などの複数の症状)、持続的で痛みを伴う勃起、主に顔や舌などに現れる制御不能の動き、ひきつけ、自殺思考、または、めまいが見られることがありますので、セロクイン(クエチアピン)の服用中は特別な注意を払ってください。
  • 18歳未満の小児や青年へのセロクイン(クエチアピン)の使用は推奨されません。
よくある質問
Q.セロクエルを不眠や不安の治療に使うことはできますか?
いいえ、セロクエルは、統合失調症、躁病、双極性障害に関連するうつ病、および大うつ病の症状を治療するために使用されます。

Q.セロクエルは永続的に摂取できますか?
いいえ、セロクエルは医師より処方された場合にのみ摂取できます。

Q.セロクイン(クエチアピン)はセロクエルと同じですか?
はい、セロクエルは、有効成分セロクイン(クエチアピン)の商品名です。

Q.セロクイン(クエチアピン)は危険ですか?
ケチアピンは、医師の指示に従い、規定の用量で使用すると安全です。

Q.セロクイン(クエチアピン)は麻薬、ベンゾ、ベンゾジアゼピンですか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は麻薬、ベンゾ、ベンゾジアゼピンではありません。この薬は抗精神病薬と呼ばれる一群の薬物に属しています。

Q.セロクイン(クエチアピン)は鎮静剤ですか?
セロクイン(クエチアピン)は鎮静剤ではありません。しかし、鎮静はこの薬剤を使用した場合に発生することが知られている副作用です。

Q.セロクイン(クエチアピン)に常習性はありますか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は中毒性薬物ではありません。

Q.セロクイン(クエチアピン)はモノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAO-1)ですか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は抗精神病薬と呼ばれる薬物群に属しています。

基本情報
落ち込んだ心身の改善、気持ちの高ぶりや不安をしずめるなど精神状態を改善する作用があります。総合失調だけではなく、不安感、緊張感、抑うつ状態などの症状に用いることができます。 【統合失調症について】
統合失調症は、多くの発祥原因に拠る多くの精神疾患の集合体のことで、単一の疾患を指すものではありません。連想分裂を軸としてその他の類似の症状グループからなる精神病のカテゴリーのひとつです。以前は、精神分裂病という呼ばれ方をしていたこともあります。基本的な症状としてあげられるのは、認知障害と自閉です。その他、幻覚妄想などがありますが、症状はそれぞれ異なり多様であることがその特徴でもあります。統合失調症になる確率は、全人口で1%と言われています。発症が多いのは、10代始めの思春期から20代の青年期ですが、小児期や老年期での発症もあります。アメリカでの調査によると、日照量が多いところと、土壌にセレンというミネラルが豊富に含まれているところでは、ほとんど発症例がみられなかったそうですが、日照量やセレン摂取量との関連性は明らかになっていません。また人種の違いによっても罹患率に違いがみられますが、やはり関連性は明らかにされていません。
もともと持つ素因と環境の影響の比率は、素因7割:環境3割と考えられています。発症リスクを高めるものとして、父親が高齢であること、冬生まれ、幼い時に飢餓に遭遇した、妊娠中に過大なストレスにさらされた、家猫によるトキソプラズマへの感染、薬物乱用などがあります。
発生原因は、脳の器質的障害が発生することによるという説がありますが、明らかにはされていません。また、神経伝達物資のドーパミンの働きの不具合によるものではという説もあります。しかしながらいずれも秋来兄はされていません。 様な症状を呈する統合失調症ですが、いくつかのタイプに分類されることがでいます。
妄想型:統合失調症では基礎症状とされる自閉や認知障害が顕著ではなく、妄想や幻覚などが中心のタイプです。
破瓜型:思春期や青年期に発症が多くみられるタイプで、連合弛緩や連合障害などが主な症状です。混乱した考えや行動が顕著です。
緊張病型:筋肉が硬直し、不自然な体勢で止まったまま動かなくなったり、逆に同じ動作を繰り返し反復したりします。興奮や、昏迷などの症状が特徴です。
鑑別不能型:妄想型、破瓜型、緊張型のどの亜型にも適合せず、2つ以上のタイプの特徴を持つもの。
統合失調症後抑うつ:統合失調症の急性期を過ぎて統合失調症後抑うつになるとが多い。自殺を招くケースもある。
残遺型:陰性症状が1年以上つづいている場合で、陽性症状がほとんみられない。安定した状態のことを指します。
単純型:主な症状は連合障害、自閉など。幻覚妄想はない、またはわずかにある。
警告
急な血糖値の上昇から、糖尿病性昏睡など発症する場合があるので投与中は血糖値の測定を行うこと。
他の薬との飲み合わせが悪い物があるので医師と相談すること。
心臓,腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること。
服用後にめまい,傾眠等が起こることがあり、自動車の運転やその他危険を伴う作業を行う場合には注意させる。
飲み始めは起立性低血圧を起こしやすいので注意してください。
体重が増えてきたら食べ過ぎに注意して運動をおこなって下さい。
禁忌
抗精神病薬は認知症高齢者の精神病を治療するために推奨されていません。
慎重投与
下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
高齢者
双極性障害の既往歴
脱水症状
低血圧
心血管疾患、心不全、狭心症、不整脈
QT延長症候群
喫煙習慣、肥満、40歳以上、避妊ピルを使用している、最近手術を受けたことがある人
血液中のマグネシウムやカリウムのレベルが低い人
白血球減少
糖尿病の人や糖尿病を発症するリスクが高い人
てんかんの既往歴
パーキンソン病
相互作用
次の薬はクエチアピンの排出を減少させるため薬の副作用の危険性を高めます。
下記のお薬とクエチアピンと組み合わせて使用​​しないでください。
アゾール系抗真菌薬:イトラコナゾール、ケトコナゾール、フルコナゾール
マクロライド系抗生物質:エリスロマイシン、クラリスロマイシン
HIV感染のプロテアーゼ阻害剤:リトナビル

クエチアピンは次のいずれと組み合わせて使用することで眠気を引き起こすことがあります。
アルコール
バルビツール酸塩:アモバルビタール、フェノバルビタール
ベンゾジアゼピン:ジアゼパム、テマゼパム
MAOI抗うつ剤:フェネルジン
鎮静抗ヒスタミン薬:クロル、ヒドロキシジン
睡眠薬
強力なオピオイド鎮痛剤:モルヒネ、コデイン
三環系抗うつ薬:アミトリプチリン。

クエチアピンは次の薬のいずれかとの組み合わせで使用される場合にはQT延長症候群の副作用のリスクがあります。
抗不整脈薬:アミオダロン、プロカインアミド、ジソピラミド、ソタロール
抗ヒスタミン薬:アステミゾール、ミゾラスチン:テルフェナジン
三酸化ヒ素
アトモキセチン
抗うつ薬:アミトリプチリン、イミプラミン、マプロチリン
抗マラリア薬:ハロファントリン、クロロキン、キニーネ、メフロキン
他の抗精神病薬:チオリダジン、ハロペリドール、セルチンドール、ピモジド
シサプリド
ドロネダロン
ドロペリドール
モキシフロキサシン

クエチアピンはドーパミン受容体を刺激するパーキンソン病治療薬(レボドパ、ロピニロール、ペルゴリド、ブロモクリプチン)の効果と相反する可能性があります。
クエチアピンはてんかん治療薬の効果と相互作用する可能性があります。
クエチアピン血糖値を増加させるため糖尿病を持っている人は注意が必要です。
クエチアピンはヒスタミンの効果と相互作用する可能性があるので併用は推奨されていません。
WHO、精神神経疾患の薬物使用状態の治療に関する新規および最新の推奨事項を発行 2023年11月29日

世界保健機関(WHO)は本日、精神障害、神経障害、物質使用障害(NMS)の治療とケアに関する重要な新規および最新の推奨事項が記された『メンタルヘルス・ギャップ・アクション・プログラム(the Mental Health Gap Action Programme, mhGAP)』ガイドラインの第3版を

統合失調症の人の自殺率は170倍高い 2020年6月24日

2020年6月22日(ヘルスデイ・ニュース)- カナダの研究者によると、統合失調症の人の自殺率は一般人口の170倍です。 研究者らは、統合失調症患者75,000人に関する情報を含む、20年間の人口データを調べました。 それぞれ平均して約10年間追跡が行われました。 精神疾患と診断されてから最初

統合失調症においての長期投薬治療は安全 2020年1月13日

スウェーデンのカロリンスカ研究所とドイツ、米国、フィンランドの同僚の研究者は、統合失調症に対する長期の抗精神病薬の安全性を         研究しています。 科学誌『World Psychiatry』に掲載されている研究によると、その死亡率は薬を服用していた期間よりも服用していない期間の方が高いこ

過度な空想は精神障害と関連している? 2018年10月12日

人はいつもその瞬間を生き、物事に感謝し、自分の経験とするべきであると言うでしょう。しかし人の心は時々、退屈な時や仕事中でさえさまようことがあります。今この時でさえ、あなたの心は空想世界をさまよっているかもしれません。日常生活における通常の要素であるこの空想行為は、どの程度から健康とはいえない状態であ

研究: 統合失調症の治療薬 アリピプラゾールとクエチアピンの比較 2016年9月27日

統合失調症は、一般的に不適合が原因であるとされ、認知症、四肢麻痺に続いて3番目に障害をもたらす病気としてランクされています。 統合失調症者の75%が精神病を再発するという問題も続いています。 抗精神病薬は、統合失調症の急性および慢性(維持)の治療および他の精神病性障害の両方に有効です。

脳研究により統合失調症、自閉症スペクトラム障害についてのより良い理解を 2015年7月1日

私たちの脳はたとえ基本的な視覚情報を受信した場合でも、ミリ秒単位内の物体を認識します。 研究者らは、脳は常に視野内の物体に関する予測を行い、着信情報とこれらを比較しているため、より高速に認識が働くと考えています。 もしこの過程で不一致が発生した場合は、脳の上流領域において積極的に予測

ストレスを感じる女性は老化が早まる 2014年11月4日

うつ病の家族歴を持っているストレスを感じている女性はそうでない女性よりも老化が早いという研究がMolecular Psychiatryにて報告されました。多くの研究にてストレスとうつは体の変化と関係していると示唆されてきました。特にうつ病のリスクとテロメアの長さによる老化の早まりが指摘されてきました

遺伝的要因により統合失調症リスク増加 2014年7月9日

統合失調症の正確な原因は不明ですが過去の研究では 統合失調を持っている患者は特定の遺伝的変異を有することが報告されています。 メリーランド州にある医学のジョンズホプキンス大学医学部の研究者は統合失調症に関連する遺伝的変異が脳細胞の発達にどのように影響するか判明しはじめていると報告しました。 ジ