セロクイン (フマル酸クエチアピン)
セロクイン(クエチアピン)は、非定型抗精神病薬です。有効成分のクエチアピンが気分の落ち込み、気持ちの高ぶりや不安などの精神状態を改善する作用があります。 主に総合失調症の治療に使用されますが、抑うつ状態などの症状にも用いられます。
セロクエル Seroquel
フマル酸クエチアピン Quetiapine Fumarate
Qutan, セロクイン,Seroquin, Quel
Cipla
10
錠
25 mg, 50 mg, 100 mg, 200 mg, 300 mg, SR 300mg
3190
【セロクイン(クエチアピン)】食事の1時間前か2時間後の空腹時に服用下さい。
【セロクイン(クエチアピン)】アルコールと一緒に服用した場合、過度の眠気や鎮静を引き起こすことがあります。
【セロクイン(クエチアピン)】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【セロクイン(クエチアピン)】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。
【セロクイン(クエチアピン)】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【セロクイン(クエチアピン)】腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。医師へご相談下さい。
【セロクイン(クエチアピン)】肝疾患が重度である場合は、注意して使用する必要があり用量調整が必要となる場合があります。医師へご相談ください。
クエチアピン
- セロクイン(クエチアピン)または薬の成分のいずれかにアレルギーがある場合は、セロクイン(クエチアピン)を服用しないでください。
- セロクイン(クエチアピン)は体重の増加を引き起こすことが知られていますので、定期的に体重をチェックしてください。
- セロクイン(クエチアピン)の服用でご自身の体にどのような影響があるかを知るまで、車の運転や機械の操作は行わないで下さい。セロクイン(クエチアピン)は眠気を引き起こすことが知られています。
- 突然セロクイン(クエチアピン)の服用を止めないでください。薬の服用を停止する前は、1〜2週間徐々に用量を決めて減らすように医師から指示されます。
- セロクイン(クエチアピン)の副作用の多くは血液検査によってのみ確認できるため、医師の指示に従い定期的に血液検査を受けてください。
- 尿の薬物検査に行く場合は、医師に知らせてください。これは、メサドンやTCAを服用していないにもかかわらず、ある種の試験方法を使用した場合に尿がメサドンや、三環系抗うつ薬(TCA)と呼ばれるうつ病の特定の治療薬に対して陽性結果をもたらす可能性があるからです。その場合は、別のテスト方法の使用が勧められます。
- 脳の損傷や昏睡、てんかん、けいれん、筋衰弱(重症筋無力症と呼ばれる疾患)の既往歴がある場合は、特別な予防措置を講じて下さい。
- 神経遮断性悪性症候群の症状(発熱、重度の筋肉の硬直、発汗または意識の低下などの複数の症状)、持続的で痛みを伴う勃起、主に顔や舌などに現れる制御不能の動き、ひきつけ、自殺思考、または、めまいが見られることがありますので、セロクイン(クエチアピン)の服用中は特別な注意を払ってください。
- 18歳未満の小児や青年へのセロクイン(クエチアピン)の使用は推奨されません。
いいえ、セロクエルは、統合失調症、躁病、双極性障害に関連するうつ病、および大うつ病の症状を治療するために使用されます。
Q.セロクエルは永続的に摂取できますか?
いいえ、セロクエルは医師より処方された場合にのみ摂取できます。
Q.セロクイン(クエチアピン)はセロクエルと同じですか?
はい、セロクエルは、有効成分セロクイン(クエチアピン)の商品名です。
Q.セロクイン(クエチアピン)は危険ですか?
ケチアピンは、医師の指示に従い、規定の用量で使用すると安全です。
Q.セロクイン(クエチアピン)は麻薬、ベンゾ、ベンゾジアゼピンですか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は麻薬、ベンゾ、ベンゾジアゼピンではありません。この薬は抗精神病薬と呼ばれる一群の薬物に属しています。
Q.セロクイン(クエチアピン)は鎮静剤ですか?
セロクイン(クエチアピン)は鎮静剤ではありません。しかし、鎮静はこの薬剤を使用した場合に発生することが知られている副作用です。
Q.セロクイン(クエチアピン)に常習性はありますか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は中毒性薬物ではありません。
Q.セロクイン(クエチアピン)はモノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAO-1)ですか?
いいえ、セロクイン(クエチアピン)は抗精神病薬と呼ばれる薬物群に属しています。
統合失調症は、多くの発祥原因に拠る多くの精神疾患の集合体のことで、単一の疾患を指すものではありません。連想分裂を軸としてその他の類似の症状グループからなる精神病のカテゴリーのひとつです。以前は、精神分裂病という呼ばれ方をしていたこともあります。基本的な症状としてあげられるのは、認知障害と自閉です。その他、幻覚妄想などがありますが、症状はそれぞれ異なり多様であることがその特徴でもあります。統合失調症になる確率は、全人口で1%と言われています。発症が多いのは、10代始めの思春期から20代の青年期ですが、小児期や老年期での発症もあります。アメリカでの調査によると、日照量が多いところと、土壌にセレンというミネラルが豊富に含まれているところでは、ほとんど発症例がみられなかったそうですが、日照量やセレン摂取量との関連性は明らかになっていません。また人種の違いによっても罹患率に違いがみられますが、やはり関連性は明らかにされていません。
もともと持つ素因と環境の影響の比率は、素因7割:環境3割と考えられています。発症リスクを高めるものとして、父親が高齢であること、冬生まれ、幼い時に飢餓に遭遇した、妊娠中に過大なストレスにさらされた、家猫によるトキソプラズマへの感染、薬物乱用などがあります。 発生原因は、脳の器質的障害が発生することによるという説がありますが、明らかにはされていません。また、神経伝達物資のドーパミンの働きの不具合によるものではという説もあります。しかしながらいずれも秋来兄はされていません。 様な症状を呈する統合失調症ですが、いくつかのタイプに分類されることがでいます。
妄想型:統合失調症では基礎症状とされる自閉や認知障害が顕著ではなく、妄想や幻覚などが中心のタイプです。
破瓜型:思春期や青年期に発症が多くみられるタイプで、連合弛緩や連合障害などが主な症状です。混乱した考えや行動が顕著です。
緊張病型:筋肉が硬直し、不自然な体勢で止まったまま動かなくなったり、逆に同じ動作を繰り返し反復したりします。興奮や、昏迷などの症状が特徴です。
鑑別不能型:妄想型、破瓜型、緊張型のどの亜型にも適合せず、2つ以上のタイプの特徴を持つもの。
統合失調症後抑うつ:統合失調症の急性期を過ぎて統合失調症後抑うつになるとが多い。自殺を招くケースもある。
残遺型:陰性症状が1年以上つづいている場合で、陽性症状がほとんみられない。安定した状態のことを指します。
単純型:主な症状は連合障害、自閉など。幻覚妄想はない、またはわずかにある。
他の薬との飲み合わせが悪い物があるので医師と相談すること。
心臓,腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること。
服用後にめまい,傾眠等が起こることがあり、自動車の運転やその他危険を伴う作業を行う場合には注意させる。
飲み始めは起立性低血圧を起こしやすいので注意してください。
体重が増えてきたら食べ過ぎに注意して運動をおこなって下さい。
高齢者
双極性障害の既往歴
脱水症状
低血圧
心血管疾患、心不全、狭心症、不整脈
QT延長症候群
喫煙習慣、肥満、40歳以上、避妊ピルを使用している、最近手術を受けたことがある人
血液中のマグネシウムやカリウムのレベルが低い人
白血球減少
糖尿病の人や糖尿病を発症するリスクが高い人
てんかんの既往歴
パーキンソン病
下記のお薬とクエチアピンと組み合わせて使用しないでください。
アゾール系抗真菌薬:イトラコナゾール、ケトコナゾール、フルコナゾール
マクロライド系抗生物質:エリスロマイシン、クラリスロマイシン
HIV感染のプロテアーゼ阻害剤:リトナビル
クエチアピンは次のいずれと組み合わせて使用することで眠気を引き起こすことがあります。
アルコール
バルビツール酸塩:アモバルビタール、フェノバルビタール
ベンゾジアゼピン:ジアゼパム、テマゼパム
MAOI抗うつ剤:フェネルジン
鎮静抗ヒスタミン薬:クロル、ヒドロキシジン
睡眠薬
強力なオピオイド鎮痛剤:モルヒネ、コデイン
三環系抗うつ薬:アミトリプチリン。
クエチアピンは次の薬のいずれかとの組み合わせで使用される場合にはQT延長症候群の副作用のリスクがあります。
抗不整脈薬:アミオダロン、プロカインアミド、ジソピラミド、ソタロール
抗ヒスタミン薬:アステミゾール、ミゾラスチン:テルフェナジン
三酸化ヒ素
アトモキセチン
抗うつ薬:アミトリプチリン、イミプラミン、マプロチリン
抗マラリア薬:ハロファントリン、クロロキン、キニーネ、メフロキン
他の抗精神病薬:チオリダジン、ハロペリドール、セルチンドール、ピモジド
シサプリド
ドロネダロン
ドロペリドール
モキシフロキサシン
クエチアピンはドーパミン受容体を刺激するパーキンソン病治療薬(レボドパ、ロピニロール、ペルゴリド、ブロモクリプチン)の効果と相反する可能性があります。
クエチアピンはてんかん治療薬の効果と相互作用する可能性があります。
クエチアピン血糖値を増加させるため糖尿病を持っている人は注意が必要です。
クエチアピンはヒスタミンの効果と相互作用する可能性があるので併用は推奨されていません。
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2020年6月22日(ヘルスデイ・ニュース)- カナダの研究者によると、統合失調症の人の自殺率は一般人口の170倍です。 研究者らは、統合失調症患者75,000人に関する情報を含む、20年間の人口データを調べました。 それぞれ平均して約10年間追跡が行われました。 精神疾患と診断されてから最初
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