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ダクサス (ロフルミラスト)

ダクサスは、慢性閉塞性肺疾患を予防するために使用されます。気道壁の筋肉を弛緩させ気道を開き、呼吸を楽にする作用があります。

同義語

ダクサス, Daxas

有効成分

ロフルミラスト, Roflumilast

その他のブランド名

ダクサス, Daxas

包装

30

製造元

MSD, Takeda

形状

含有量

500mcg

製造国

トルコ

SKU

2658

【ダクサス】食事の有無に関わらず摂取できますが、常に一定の時間に服用することが推奨されます。

【ダクサス】アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認下さい。

【ダクサス】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。
動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【ダクサス】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。

【ダクサス】通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。

【ダクサス】腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。

【ダクサス】肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがあります。医師へご相談下さい。また肝疾患が中程度から重度である場合は、推奨されません。

シルデナフィル

ロフルミラスト

使用方法
ダクサスは、慢性閉塞性肺疾患を予防するために使用されます。
効能・効果
ダクサスは、気道の壁の筋肉を弛緩させることによって作用します。これにより 気道が開き呼吸が容易になります。
一般的な副作用
頭痛、体重の減少、めまい、不眠(睡眠障害)、背中の痛み、吐き気、下痢、食欲の減少、インフルエンザ様症状
専門家のアドバイス
  • ダクサスは突発的な息切れ(急性気管支痙攣)には有効ではありませんので使用しないでください。
  • うつ病や自殺行動や思考の病歴がある場合は、ダクサスを服用しないでください。
  • 体重を定期的に監視する必要があります。治療中に説明できない深刻な体重の減少が見られた場合は、ダクサスの服用を中止し、医師のアドバイスを受けてください。
  • ダクサスはCOPDをコントロールしますが、治癒はしません。別の治療方法が勧められない限り、気分が良いと感じてもダクサスを服用し続けることが重要です。
  • ダクサスはめまいを引き起こし、アルコールの摂取によりそれが悪化する可能性があります。気分が良いと感じるまで、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
  • 免疫系(HIV、多発性硬化症、紅斑性狼瘡、進行性多巣性白質脳症など)の重篤な病気がある場合や、特定の癌や重度の感染症に対して免疫系に作用する治療を受けている場合は、使用しないで下さい。
  • 妊娠中、妊娠を計画中であるか授乳中である場合は薬の服用前に医師にご相談下さい。
よくある質問
Q.ダクサスはメチルキサンチンですか?
いいえ。ダクサスはメチルキサンチンとは異なる作用機序で作用します。

Q.ダクサスはステロイドや麻薬ですか?
いいえ、ダクサスはホスホジエステラーゼ阻害剤と呼ばれる種類の薬物に属します。ステロイドに似た化学構造や効果はありません。また、睡眠を誘導せず、麻薬でもありません。

Q.ダクサスは何の治療に使われていますか?
ダクサスは、重度の慢性閉塞性肺疾患 (COPD;肺への空気の流れが遮断される肺障害の一種)でのCOPD症状の頻繁な悪化(COPD悪化)や気道の長期炎症(慢性気管支炎)を伴う症状がある患者の維持療法として使用されます。

Q.ダクサスはどのように作用しますか?
ダクサスは、重度の慢性閉塞性肺疾患 (COPD;肺への空気の流れが遮断される肺障害の一種)でのCOPD症状の頻繁な悪化(COPD悪化)や気道の長期炎症(慢性気管支炎)を伴う症状がある患者の維持療法として使用されます。

Q.ダクサスは効き始めるまでにどれくらい時間がかかりいますか。
ダクサスは、その効果を達成するために数週間服用する必要があり、効果が見られるまでの時間は個々の反応によって異なる場合があります。用量と期間については、医師のアドバイスに従ってください。
一般的な副作用
頭痛、体重の減少、めまい、不眠(睡眠障害)、背中の痛み、吐き気、下痢、食欲の減少、インフルエンザ様症状

基本情報
ダクサス(Daxas)錠剤はホスホジエステラーゼ4阻害剤である活性成分ロフルミラストが含まれています。 おもに重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療へ使用されます。 慢性閉塞性肺疾患は気道に損傷、炎症などの慢性気管支炎や肺気腫などの長期的な肺疾患の症状です。 成分ロフルミラストは体内にあるホスホジエステラーゼ4と呼ばれる酵素の作用を阻害することによって肺に起こる炎症を軽減してくれ使用されます。気管支拡張薬など他の薬と併用して使用されますこともあります。 症状の改善まで数週間かかりことを考慮して使用を開始してください。

【慢性閉塞性肺疾患(COPD)について】 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙や微粒子などの吸入を原因として呼吸細気管支の炎症から次第に炎症が拡大し肺胞が破壊されたり、気道に炎症が起きるなどし、徐々に緩やかに進行していく肺疾患です。主な症状は息切れ、咳、痰などです。慢性閉塞性肺疾患(COPD)が進行すると、ガス交換や換気障害が起こったり、肺の過膨張が起こったりしますが、初期の段階では無症状です。進行とともに、息切れなどの自覚症状が現れます。息切れも進行と共に階段や上り坂などでの息切れから、話すだけで息切れしたり、更に進行すると安静時にも息切れをするようになります。重症化した場合、呼吸不全や高炭酸ガス血症となり肺炎や気管支炎になりやすくなります。全世界の死亡原因の上位を占める疾患です。気管支喘息も慢性閉塞性肺疾患(COPD)のひとつですが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは異なったものとして分けられています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)と喫煙の関係性は非常に高く、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の90%以上が喫煙者です。また喫煙者全体の10%~15%で慢性閉塞性肺疾患(COPD)を発症すると言われています。喫煙者の全員が発症するものではないことから、遺伝要因の可能性も唱えられています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は肺だけに限らず、全く関係のないように思える体のほか部分の症状との関連性が認められています。例:筋力低下、全身性炎症、骨粗鬆症、虚血性疾患などです。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【最初の28日間】
初回投与量は、1回250mcg錠を1日1回の服用が推奨されています。

- 初回投与量は、通常用量の服用を開始する前に体を薬に慣らすため、低用量になっています。
上記の低用量では薬の完全な効果は発揮されません。
そのため、28日後には通常用量(”維持投与量”と呼ばれる)に移行する必要があります。

【28日後】
維持投与量は、1回500mcgを1日1回の服用が推奨されています。

錠剤は、水と一緒に飲み込んで下さい。
食事の有無にかかわらず服用いただけます。
毎日同じ時間に服用して下さい。

【服用を忘れた場合】
予定時間に服用し忘れ、同日に思い出した場合はできるだけ早く服用して下さい。
当日中に思い出せなかった場合、ダクサス錠は次の日から通常通り服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用しないで下さい。

【服用を中止する場合】
ダクサス錠で肺機能のコントロールを維持するためには、症状が出ていなくても、医師に指示された期間服用を継続することが重要です。

警告
使用後に体重減少を引き起こす可能性があります。ダイエットや運動量の増加がなく体重減少に気づいた場合には医師へ相談してください。

禁忌
  • 18歳未満の小児および青年
  • エリテマトーデス、進行性多巣性白質脳症、多発性硬化症、HIV感染症などの疾患
  • 重篤な急性感染症を持つ人々
  • がん患者(基底細胞癌と呼ばれる成長の遅い皮膚癌を除く)
  • 重症心不全
  • 妊娠中
  • ガラクトース不耐症、ラクターゼ欠乏症
慎重投与
  • 肝機能が低下した人
  • やせている人
  • 結核、帯状疱疹、性器ヘルペス、口唇ヘルペス、ウイルス性肝炎を患う人
  • うつ病など精神疾患を患う人
相互作用
以下のお薬は血液中のロフルミラストの量を増やし、結果として副作用のリスクを高めることがあります。
シメチジン、エノキサシン、エリスロマイシン、フルボキサミン、ケトコナゾール、ゲストデン、エチニルエストラジオール、テオフィリン

以下の薬は血液中のロフルミラストの量を減らすことがあり、薬の効果を弱くすることがあります。
カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、リファンピシン

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