チオトロピウム インヘラー (スピリーバ ジェネリック)

チオトロピウム インヘラーは、慢性閉塞性肺疾患（COPD）や喘息の長期管理に使用されます。1日2回（2噴霧）、規定量を吸入し、口をしっかりとすすぐことで、吸入後の口内の乾燥や刺激を防ぎます。

チオトロピウム インヘラーは、アセチルコリンの活動を阻害し、気道を拡張させることで呼吸を楽にする作用機序があり、これにより、気道の収縮を抑制し、息切れや呼吸困難の症状を軽減します。

頭痛、口の乾燥、咳、喉の刺激などが一般的な副作用として報告されています。まれに、眼の痛みや視覚異常が生じることがあります。

チオトロピウム インヘラーは、気道を拡張し呼吸を助けるLAMA（長時間作用型抗コリン薬）です。

スピリーバ吸入後、口内の残留薬を取り除き、口の乾燥や炎症を防ぐためにうがいが推奨されます。

1日2回の使用が推奨されていますが、医師の指示に従ってください。

吸入後数時間で気道が開き、呼吸が楽になると感じられますが、効果の持続には数日かかることがあります。

カートリッジを装填して最初にテスト噴霧を行った後、毎日1回に２噴霧を、透明ケースを回転させてから吸入するお薬です。吸入時に深く息を吸い込みながらボタンを押して下さい。

吸入後はうがいをして薬剤を洗い流します。同じ時間帯で毎日行うことが推奨されています。

チオトロピウム インヘラー (スピリーバ ジェネリック)の有効成分であるチオトロピウムは、慢性閉塞性肺疾患（COPD）や気管支喘息の治療に用いられる長時間作用型抗コリン薬です(*)。

気道のムスカリンレセプターに作用し、気道の拡張を促進します。
先発商品名の「スピリーバ」として知られ、吸入器を使用して投与されます。

作用機序
チオトロピウムはムスカリン受容体拮抗薬であり、気管支の平滑筋に作用して気管支を拡張し、呼吸を楽にします(*)。

【参照文献】

(*) 　QLIFE

＊添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
＊用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【用法】

チオトロピウム インヘラーは吸入専用薬ですので経口服用しないでください。

医師の指示に従い、1日2回の吸入が基本です。

即時型アレルギー反応（発疹、腫れ、息切れ）が出た場合は、使用を中止し、医師に相談してください。

以下に該当する場合は使用できません。

・アトロピンまたはその類似物質に対する過敏症の既往歴がある場合
・前立腺肥大などによる排尿困難がある場合
・緑内障である

下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。場合によっては使用できない場合や深刻な事態を招くおそれも有り得ます。
下記に該当する場合は、薬の使用を開始する前に医師に伝えて下さい。

・心不全、心房細動、期外収縮の患者、又はそれらの既往歴がある場合
・重度の腎機能障害であるか腎機能中等度まで低下している場合
・前立腺肥大がある場合

他の抗コリン作用薬との併用により、薬の効果が増強される可能性があります。

妊娠中、授乳中である場合は薬の使用を避け、やむを得ず使用する際は使用前に医師へご相談下さい。

チオトロピウム インヘラー (スピリーバ ジェネリック)は、直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で保管してください。