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トパマック (トパマックス)

トパマックスは、てんかん発作予防薬です。通常は他の抗てんかん薬と併用して使用されます。 また、海外では片頭痛予防薬としても使われている場合もあります。

同義語

トパマック, Topamac, トパマックス, Topamax

有効成分

トピラマート, Topiramate

その他のブランド名

トパマック, Topamac, トパマックス, Topamax

包装

60

製造元

Janssen-Cilag, Johnson & Johnson

形状

含有量

25mg, 50mg, 100mg, 200mg

製造国

インド, スイス, トルコ

SKU

2025

【トパマック (トパマックス)】食事の有無に関わらず服用できますが、いつも一定の時間に服用されることをお勧めします。

【トパマック (トパマックス)】アルコールと一緒に摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。

【トパマック (トパマックス)】トパマック (トパマックス)を妊娠中に使用するのは安全ではありません。ヒトの胎児においての実験ではリスクがあるという証拠がありますが、妊娠中の女性への使用は命にかかわるリスクに瀕した場合、許可されることがあります。医師へご相談下さい。

【トパマック (トパマックス)】母乳育児中の使用は安全ではありません。医師へご相談ください。

【トパマック (トパマックス)】車の運転や機械を操作する際には、注意が必要です。

【トパマック (トパマックス)】腎疾患がある場合は、注意が必要です。

【トパマック (トパマックス)】不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

トピラマート

使用方法
トパマック (トパマックス)は、片頭痛、およびてんかんの治療に使用されます。
効能・効果
トパマック (トパマックス)は、脳内の神経細胞の異常に過度な活動を抑制することによって、てんかん発作または痙攣発作を制御します。
一般的な副作用
めまい、眠気、吐き気、味覚の変化、感覚異常(かゆみまたは痛み)、疲労、下痢、体重減少、記憶障害
専門家のアドバイス
  • 本薬、または、他の成分にアレルギーがある場合は、トパマック (トパマックス)を服用しないでください。
  • 妊娠している、もしくは、妊娠や母乳育児を計画している場合は、トピラメートを使用しないでください。
  • 下記の既往歴がある場合は、医師に助言を求める必要があります。肝臓または腎臓の問題または腎臓の透析が必要である場合。 目の問題または成長の問題。代謝性アシドーシスなどの血液または体液に関連する問題。
  • 腎臓結石を防ぐため、本薬を服用中は常にたっぷりと水分補給を行って下さい。
  • トパマック (トパマックス)の服用中はめまいや視力の問題を引き起こす可能性があるため、車の運転や機械の操作は行わないで下さい。
よくある質問
Q.トパマック (トパマックス)は、麻薬性ですか、ベンゾジアゼピンですか、MAOIですか、または血液希釈剤ですか?
トパマック (トパマックス)は、麻薬性でも、ベンゾジアゼピンでも、MAOIでも、血液希釈剤でもありません。

Q.体重減少の目的のためトパマック (トパマックス)を服用することができますか?
いいえ、トパマック (トパマックス)は体重減少のために使用することは示されていません。発作および片頭痛の治療に適応されています。
薬を服用する前には医師にご相談ください。

Q.トパマック (トパマックス)は不安感を和らげる効果はありますか?
トパマック (トパマックス)は不安の治療には適応していません。薬を服用する前に医師にご相談ください。

Q.トパマック (トパマックス)は安全ですか?
トパマック (トパマックス)は、推奨された通りに使用される場合、比較的安全です。副作用がある場合は、医師にご相談ください。

Q.ナプロキセン、パラセタモール、トラマドール、ナイキル、アドビル、ウェルブトリン、メタドン、フェネテラミン、ペルコセット、アデラル、ゾロフト、ビコジンまたはガルシニアと
一緒にトパマック (トパマックス)を服用することはできますか?
トパマック (トパマックス)は、医師の指示がある場合にのみナプロキセン、パラセタモール、トラマドール、アドビル(イブプロフェン)、またはガルシニアと一緒に服用することができます。
トパマック (トパマックス)は、ナイキル、メタドン、ペルコセット(オキシコドン)、フェネテラミン、ゾロフト(セルトラリン)、ビコジン(ヒドロコドン)と一緒に服用すべきではありません。

Q.トピマートは、にきび、疲労、体重増加、体重減少、かゆみ、低血圧、または不眠症を引き起こしますか?
はい。トピラメートは、にきび、疲労、体重減少、かゆみ、低血圧、または不眠症を引き起こすことがあります。しかし、体重増加は引き起こしません。
このような症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

Q.トピマートは避妊に影響を及ぼしますか?
はい。トピマートは、経口避妊薬の作用に影響を及ぼします。トパマック (トパマックス)を服用中は、二次的な避妊対策が必要かどうかについて、医師にご相談ください。


基本情報
てんかん発作を予防するお薬です。他の抗てんかん薬と併用して使用します。海外では片頭痛予防薬としても使われている場合もあります。

<てんかんについて>
てんかんは、脳の神経活動に異常を起こし(てんかん放電、過剰活動)、発作症状を引き起こす脳の病気です。100人~200人に1人の割合でてんかん患者さんがいると言われています。以前は子供の病気と考えられていましたが、実際は高齢になってから発症することもあることが分かっています。てんかんの発作は突然起こり、全身の痙攣や、意識の低下、運動機能や感覚のの変化などを生じます。通常、短時間(数十秒~数分)で発作症状がおさまることがほとんどです。

てんかんの発作は大きく分けて、2つのタイプに分類されます。ひとつは、はじめから脳全体が発作を起こす全体発作。もうひとつは、脳の一部がはじめから発作を起こす部分発作です。症状も痙攣だけでなく、ボーっとした欠神状態が短時間続く欠神発作として現れる場合もあります。部分発作では、身体の一部にのみ運動機能や感覚異常を生じるということもあります。

万が一、てんかん発作の場面に居合わせた場合、家族や周囲の人がまず安全確保をすることが大切です。呼吸の確保、嘔吐物などで窒息しないような配慮、危険物を遠ざけることなど。てんかんの発作を起こしている人の身体をゆする、抱きしめる、顔や背中を叩く、大声で話しかけるなどはしてはいけません。意識低下を繰り替えす場合や、意識低下が回復しないまま発作を繰り返す、激しい痙攣が止まらないなどの重積状態の場合は直ちに医師による処置が必要です。てんかんの正しい診断や処置のためには、どのような状態、症状があらわれたのか十分に知ることが大切です。てんかんの場面に居合わせた場合には、発作が起きた時間、状況、誘因となった可能性があるもの、意識の有無、痙攣の状態、顔色・唇などの身体の状態、発作後の様子などについて十分に観察したことを医師に伝えて下さい。周りの方のそうした、手助けがてんかんの早期発見・治療には大変な助けとなります。

組成
〔錠剤〕:1錠中トピラマート25mg, 50mg, 100mg, 200mg 配合

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用法】
食事の有無にかかわらず服用いただけます。
錠剤はたっぷりの水と一緒に服用して下さい。

推奨用量は以下の通りですが、医師によりこれよりも多いまたは少ない用量が処方されることがあります。
通常低用量から服用を開始し、徐々にてんかん抑制に必要な最低限の用量まで増量されます。

トパマック(トパマックス)錠による治療初期は、1日1回、できれば夜の服用が推奨されます。
増量後は、1日に2回服用して下さい。

トパマック(トパマックス)錠は、医師の指示があるまで服用を継続して下さい。
服用を中止する前は、用量を徐々に減量することが推奨されます。

【用量】
成人:
<てんかん>
治療は、1日25~50mgの低用量から開始されます。
用量は1週間以上かけて、最適な用量に達するまで25~100mgずつ徐々に増量されます。

<片頭痛>
治療は、毎晩1日1回25mgの低用量から開始されます。
用量は1週間以上かけて、最適な用量に達するまで1日25mgずつ徐々に増量されます。

小児(2歳以上):
<てんかん(これ以外の適応はありません。)>
治療は体重に応じて、1日25mgもしくはそれ以下の低用量から開始されます。
用量は1週間以上かけて、最適な用量に達するまで徐々に増量されます。

【服用忘れ】
思い出し次第直ぐに服用して下さい。
思い出した時間が次の服用時間に近い場合は、1回分を飛ばして下さい。
忘れた用量を補うために倍量使用してはいけません。
※服用を2回以上忘れた場合は、医師や薬剤師に確認して下さい。

禁忌
トピラマートに対してアレルギー歴のある場合の使用は禁忌。

慎重投与
下記の場合の使用は慎重を期すること。

  • 閉塞隅角緑内障がある場合
  • アシドーシスの素因を有する場合
  • アシドーシス治療中の場合
  • 腎機能障害・肝機能障害がある場合、過去に自殺を企てたことがある、または自殺念慮を有するうつ病の場合
  • 高齢者
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性がある場合の使用は、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ,胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合のみに限る。動物実験(ラット、ウサギ)では、妊娠中の本剤服用により胎児の欠指、口蓋裂、血管系の異常及び骨格異などの報告がある。

小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立されていません。(日本内における使用経験がなし)

保存等
室温保存

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