電話: (050) 5806 4417

平日09:30~18:30(日本時間)

レトロビル

レトロビルは、HIV感染の治療のため他のお薬と一緒に使用されます。体内のHIVの量を減らし免疫システムをより良く働かせることで合併症の可能性を低減させます。

同義語

レトロビル, Retrovir

有効成分

ジドブジン, Zidovudine

その他のブランド名

レトロビル, Retrovir

包装

60

製造元

GSK

形状

錠, カプセル

含有量

300mg

製造国

SKU

2773

【レトロビル】食事の有無に関わらず服用できますが、いつも同じ時間に服用することをお勧めします。

【レトロビル】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。

【レトロビル】  レトロビルを妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究は胎児に悪影響を及ぼしていますがヒトの研究では結果が限られています。 医師に相談してください。

【レトロビル】 母乳育児中に使用することは危険である可能性があります。 医師に相談してください。

【レトロビル】 車の運転などに影響を及ぼすことはありません。

【レトロビル】 重度、および末期の腎疾患の患者への使用には注意が必要です。

【レトロビル】 不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

ジドブジン

使用方法
レトロビルはHIV感染の治療に使用されています。
効能・効果
レトロビルは、ヒト細胞におけるHIVウイルスの増殖を防止します。 そうすることで、HIVウイルスが新しいウイルスを生産するのを止めます。
一般的な副作用
疲労、頭痛、食欲不振、吐き気、嘔吐、筋肉痛
専門家のアドバイス
  • B型肝炎やC型肝炎や腎臓疾患を含む肝臓疾患や肝疾患を疾患している、または既往歴がある場合は、 医師に知らせてください。
  • 糖尿病に愚患している場合、または過体重でインスリン療法を受けている場合は、医師にご連絡ください。
  • レトロビルによる治療では、性交渉または輸血によりHIVへ感染するリスクは減らないので、HIVウイルスの拡散を防ぐために必要な予防措置について 医師と話し合ってください。 (より安全なセックス、他のライフスタイルの変更を行ってください。)
  • あなたが妊娠しているか、妊娠する予定がある場合、または母乳育児の場合は、医師にご相談ください。
よくある質問
Q. レトロビルは抗生物質ですか?
いいえ、レトロビルは抗生物質ではありません。それは抗レトロウイルス剤と呼ばれる薬のクラスに属しています。

Q. レトロビルはプロドラッグですか?
はい、レトロビルはプロドラッグであり、抗ウイルス作用を発揮するために体内で(リンパ球のリン酸化によって)活性化されるものです。

Q. レトロビルはプロテアーゼ阻害剤ですか?
いいえ、レトロビルはプロテアーゼ阻害剤ではありません。ヌクレオシド類似体逆転写酵素阻害剤です。

Q. レトロビルはどのように機能しますか?
レトロビルは、抗レトロウイルス薬としても知られているヌクレオシドアナログ逆転写酵素阻害薬(NRTI)と呼ばれる薬物群に属しています。 レトロビルはHIV感染を治療しません。ウイルスが増殖するために不可欠な化学物質(ウイルス逆転写酵素)を阻害することによって体内のウイルスの量を減少させます。 さらに、レトロビルは体内の白血球(CD4細胞)を増やし、感染との戦いにおいて重要な役割を果たします。

Q. レトロビルとは何ですか?
レトロビルは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療のために他の抗レトロウイルス薬と組み合わせて使用​​されます。

Q. レトロビルはどのように投与されますか?
レトロビルは、他の抗レトロウィルス薬と組み合わせて錠剤やシロップ、および懸濁液などの形状で投与されます。

Q. レトロビルは筋肉の痛みを引き起こしますか?
はい、筋肉痛はレトロビルを使用による副作用として知られています。

Q. レトロビルは脂肪異栄養症を引き起こしますか?
レトロビルが脂質分布に及ぼす影響は知られておらず、脂肪異栄養症を引き起こすことかどうかもわかっていません。

Q. レトロビルはどのように貧血を引き起こすのですか?
レトロビルは骨髄抑制を引き起こし、それによって貧血(赤血球数の減少)を引き起こすことが知られています。

Q. レトロビルの費用はいくらですか?
レトロビルの価格は、あなたに処方されたブランドによって異なる場合があります。 商品の正しい価格については、パッケージの指示をお読みください。
基本情報
レトロビル(有効成分:ジドブジン zidovudine, ZDV) は核酸系逆転写酵素阻害に分類されているエイズウイルスの増殖をおさえるお薬です。ウイルスの遺伝子の複製を妨げる作用があります。ウイルスが減ると、免疫力が回復し、病状が改善します。 1987年にFDAより承認されています。

エイズは、(後天性免疫不全症候群)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって引き起こされます。このウイルスは、免疫系の細胞、CD4 + Tヘルパーリンパ球として知られ、特に白血球細胞に侵入します。これらの細胞は、感染症と戦うために免疫系の他の細胞を活性化しますが、 HIVはCD4ヘルパーT細胞を殺すので、体がウイルスや、その他の感染症を戦うことができなくしてしまうのです。

 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、ウイルスがCD4 T細胞の内部に侵入するとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)はその中で自身のコピーを数々と生成して倍増していきます。プロテアーゼと呼ばれるHIVウイルスによって生成された酵素は、この過程において重要な役割を持っています。プロテアーゼはウイルスの新しいコピーが片から組み立てることができるように、ウイルスによって生成された新たなタンパク質を分解する。この酵素の働きがなければ、生成された新しいウイルスがよりたくさんのCD4細胞に侵入し感染を広げられなくなるのです。

  HIV感染は、抗体ができる数週間から1ヵ月後でないと検査結果が正しくでないことがあります。また、感染者の多くは初期の感染期に他の感染症などでもみられるような症状が起こり、その後、症状は軽くなり長い無症状期間を過ごします。一見、健康に見えますが体内ではHIVウイルスが増殖し、それに対抗してCD4陽性T細胞が作られるという工程が繰り返されます。見た目に健康に見えるために、発見が遅れてしまうことになるのもこの時期です。その一方で、自己免疫疾患様の症状が出たりするケースもあります。

 無症候期を過ぎると、CD4陽性T細胞がある程度まで減少していった時点で全身の倦怠感や体重の変化、ひどい疲労感、下痢、発疹、咳、口内炎、帯状疱疹、脂漏性皮膚炎など免疫低下症状が現れ始めエイズ発病期の症状が現れます。多くの場合で、こうした症状が出て初めて検査を受けHIV感染が分かるということも多いのです。エイズ発症後、症状が進むとさまざまな異常や生命を危ぶむ症状が出てきます。症状は多種多少でここに全てを記すことはできませんが、そ悪性リンパ腫、皮膚がん、ニューモシスチス肺炎、カポジ肉腫、壊疽などがあります。

 HIVは感染力が弱いウイルスですので、普通の社会生活をしている分には感染者と共に過ごしても感染することは先ずありません。主に、体液(血液、精液、膣分泌液、母乳など)からの感染が主になります。傷のない健康な皮膚から感染することはなく、血管に届くまで傷がある皮膚や粘膜から感染しやすくなります。
警告
本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
慎重投与
下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
肝臓病、腎臓病、貧血
相互作用
下記のお薬を使用している場合には医師へ知らせてください。
イブプロフェン(ブルフェン)、ペンタミジン(ベナンバックス)、フルコナゾール(ジフルカン)、フルシトシン(アンコチル)、プロベネシド(ベネシッド)、リファンピシン(リファジン)
ネコ白血病ウイルス感染の病因についての最近の洞察 2020年9月10日

ネコ白血病ウイルス(FeLV)は、飼い猫だけでなく小型の野生猫でも世界中で発生するガンマレトロウイルスです。 これは、貧血、免疫抑制、および特定の癌を含む、さまざまな深刻な、時には致命的な病気に関連しています。   55年以上前に最初に病気の概要について説明がされたFeLVは研究者の

HIV治療の進歩 2019年2月15日

1981年にHIVは、ほぼ普遍的な不治の病の感染症として私たちは認識しました。 初期の頃から、世界中で約8,000万人での感染が発生しており、今日では3,700万の人々がこのウイルスと共に生きています。 集中的な研究努力が抗レトロウイルス療法(ART)の開発につながり、それは多くの命を救ってき

オーストラリアはHIV感染率が安定する一方で他の性感染症は上昇 2016年11月15日

オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学のカービィ研究所によってリリースされた2016年のオーストラリアでの性感染症および血液媒介性ウイルスの年次監視報告書によると、1999年以来、新しいHIVの報告は過去4年間に渡り安定しています。 オーストラリアでは、HIVについての主要なサービスの提供が拡

おススメの商品