電話: (050) 5806 4417

平日09:30~18:30(日本時間)

プログラフ (タクロリムス)

プログラフ(タクロリムス)は、体の免疫系の活性を低下させることによって作用する免疫抑制剤です。 主に、腎臓、肝臓、心臓の移植を受けた人々での拒絶反応の予防や、免疫系の病気の治療に使用されます。

同義語

プログラフ

有効成分

タクロリムス, Tacrolimus

その他のブランド名

プログラフ, Prograf

包装

50

製造元

アステラス

形状

カプセル

含有量

0.5mg, 1mg, 5mg

製造国

アイルランド, インド, トルコ

SKU

1974

【プログラフ(タクロリムス)】 食事の有無に関わらず摂取できますが、いつも一定の時間に服用されることをお勧めします。 オリーブオイル、ナッツ類、ダークチョコレート、バター、肉などの高脂肪食と一緒に摂取するのは避けてください。

【プログラフ(タクロリムス)】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご相談下さい。

【プログラフ(タクロリムス)】 妊娠中に使用するのは安全ではありません。動物実験では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。 例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【プログラフ(タクロリムス)】 母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。

【プログラフ(タクロリムス)】 めまいや眠気を感じたり、視力に影響を及ぼす可能性があります。視界がはっきりするまで車の運転などは控えて下さい。

【プログラフ(タクロリムス)】 腎疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整の必要がある可能性があります。医師へご相談下さい。

【プログラフ(タクロリムス)】 肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。

タクロリムス

使用方法
プログラフ(タクロリムス)は臓器移植に使用されています。
効能・効果
プログラフ(タクロリムス)は、体の免疫系の活性を低下させることによって作用する免疫抑制剤です。
一般的な副作用
頭痛、吐き気、不眠症(睡眠困難)、下痢、腎機能障害、血糖値の上昇、振戦
専門家のアドバイス
  • プログラフ(タクロリムス)は、すべての免疫抑制剤と同様に、感染および特定の癌のリスクを増加させます。 風邪、インフルエンザ、または他の感染症にかかっている人には近づかないようにしてください。
  • プログラフ(タクロリムス)を使用している間は「生ワクチン」を摂取しないでください。生ワクチンがうまく作用せず、薬効が完全に現れない場合があります。
  • 妊娠中、あるいは妊娠を計画中であるか、または母乳育児を行っている場合は、医師にご相談ください。
  • これまでに腎臓や肝臓の問題があると診断されている場合は、医師にご連絡ください。
  • 高濃度での副作用を避けるために、プログラフ(タクロリムス)の血中濃度の検査が指示されることがあります。
  • 腎臓の損傷を避けるために、医師から定期的に腎機能検査を受けるよう指示される場合があります。
  • プログラフ(タクロリムス)は生存率が高く、急性拒絶率が低い薬剤です。
  • プログラフ(タクロリムス)はシクロスポリンに比べて多くの利点があります。急性および慢性拒絶反応の発生頻度がより少なく、薬の吸収が良く退院を早め、副作用はより少なく、ほとんどの患者がコルチコステロイドを早期に止めても多毛症または歯肉過成長は見られません。
よくある質問
Q.プログラフ(タクロリムス)は腎毒性、または細胞毒性ですか?
プログラフ(タクロリムス)は特定のタイプの細胞を破壊する細胞傷害性があり、腎機能を損なう腎毒性である可能性があります。薬の使用に関しては医師の助言に従ってください。

Q.プログラフ(タクロリムス)は安全ですか?
はい。 プログラフ(タクロリムス)は、推奨されている通りに使用すると比較的安全です。副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

Q.プログラフ(タクロリムス)は糖尿病、脱毛、疲労感、うつ病を引き起こしますか?
プログラフ(タクロリムス)は、糖尿病、脱毛、疲労感、うつ病の原因となることがあります。このような症状が現れた場合は、医師に相談してください。

Q.プログラフ(タクロリムス)はステロイドですか?
プログラフ(タクロリムス)は免疫抑制薬です。ステロイド薬ではありません。

Q.プログラフ(タクロリムス)はプログラフと同じですか?
はい。 プログラフは市場での入手が可能なプログラフ(タクロリムス)の商品名です。

Q.オメプラゾールと一緒にプログラフ(タクロリムス)を服用できますか?
オメプラゾールはプログラフ(タクロリムス)の血中濃度を上昇させることがあります。オメプラゾールは、医師の指示がある場合にのみ摂取することができます。

基本情報
プログラフは、腎臓、肝臓、または心臓移植を受けた人々へ拒絶反応の拒絶反応の予防や、免疫系の病気の治療に用います。移植臓器を拒否してします体内の免疫システムの働きを低下させる作用があります。 カルシニューリン阻害薬に分類され、免疫系のリンパ球に特異的に作用します。 他の薬と併用も可能です。

用法・用量
※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用量】
臓器移植の拒絶反応予防:
プログラフカプセルの初回投与量は、医師が患者の体重に応じて決定します。
臓器移植直後の初回投与量は、移植した臓器により、一般的に体重1kgあたり1日0.075~0.3mgの範囲となります。

必要用量は、普段の体調や、使用中のその他免疫抑制剤によってことなります。
医師が定期的に血液検査を行うことで適切な用量を判断し、また用量は都度調節する必要があります。
通常、症状が安定次第、医師によりプログラフカプセルの用量が減量されます。
その後の用量および服用頻度は医師より指示されます。

【用法】
プログラフカプセルは、1日2回、通常朝と夕方に経口服用します。
一般的に、プログラフカプセルは空腹時、もしくは食事の1時間以上前か2~3時間以上後に服用します。
カプセルは、グラス1杯の水と一緒に服用して下さい。
カプセルは、カプセルシートから取り外したら直ちに服用して下さい。
プログラフカプセルの服用中は、グレープフルーツおよびグレープフルーツジュースの摂取を控えて下さい。

【過量服用した場合】
直ちに医師に連絡して下さい。

【服用を忘れた場合】
服用を忘れたら1回分を飛ばし、次の予定時間から服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

【服用を中止する場合】
プログラフカプセルの服用を中止すると、移植した臓器の拒絶反応リスクが高まる可能性があります。
医師の指示が無い限り、服用を止めてはいけません。

警告
  • 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
  • み合わせの悪い薬があるので医師と相談すること。
  • 感染しやすくなる可能性があるので注意してください。
  • 副作用や効果をチェックするために定期的に検査を受けてください。
  • ウイルス性肝炎を含め、感染症を合併している人は投与の前に気をつけてください。
相互作用
危険な相互作用の可能性があるのでタクロリムス服用中にグレープフルーツやグレープフルーツジュースを摂らないでください。

以下のお薬との併用は気をつけてください。
経口避妊薬、ホルモン補充、利尿剤、メトクロプラミド、ミコフェノール酸モフェチル、シロリムス、セントジョーンズワート、ランソプラゾール(プレバシド)、オメプラゾール(オメプラール、リファンピン、ベラパミル、クロトリマゾールなど。 他にも相互作用するお薬はありますので注意してください。

母親は、息子の命を救うため二度目の腎臓移植を準備中 2019年8月5日

アデレードに住む母親は、息子の命を救うため、彼の父親と一緒に腎臓を提供しました。 ハリソン君は父親の腎臓を受け取ったとき8歳でしたが、移植からほぼ4年経過した後、彼の体には拒絶反応が見られるようになりました。 父親のチルコット氏は、ハリソン君は今、より多くの医学的なハードルに直面しており、医師が

アレルギー発疹で楽しい夏を台無しにしないために 2019年7月23日

夏のアレルギー性発疹の一般的な原因は、アトピー性皮膚炎およびコリン性じんましんなどです。 海や湖、ハイキングやプールなど夏場は屋外で過ごす機会が多いものです。残念ながら、お肌にはこの季節は好ましくないかもしれません。 夏に見られる最も一般的なアレルギー性発疹は以下のとおりです。  

湿疹で学校を休むのは? 2019年5月29日

  2019年5月24日(HealthDay News) - 白人の子供たちと比べてヒスパニック系および黒人の子供たちは、慢性的な皮膚疾患である湿疹のために学校を休む可能性が高いと新しい研究では示されています。 研究者らは、全国湿疹登録簿(national eczema regist

湿疹関連の細菌が異なる微生物によって抑制される可能性 2019年5月28日

お肌に多様な細菌があることが湿疹を撃退することに役立っているかもしれません。 この知見は、マイクロバイオーム移植が皮膚の状態を治療する方法になり得ることを示唆しています。 湿疹、またはアトピー性皮膚炎は、子供の約20%、成人の約3%に発症します。 以前の研究から、湿疹のある人は、皮膚に見られる一

当グループは、若年性皮膚筋炎の治療法を開発します 2016年8月22日

19 人の小児リウマチ専門医と2人の運動生理学や物理療法の専門家が欧州における小児リウマチのためのアクセスポイントという欧州の活動に参加し、若年性皮膚筋炎の評価とその管理のための計画を策定するために実験結果に基づく研究結果を発表した。   研究者らは、PubMedの/ MEDLINE

カスピ海ヨーグルトがアトピーの原因を抑制か 2015年9月23日

独特の強い粘りがあるカスピ海ヨーグルトだが、フジッコと大阪府立大学大学院は共同で、この粘りの成分がアトピー性皮膚炎の炎症に関わる物質を抑えることを、動物実験で明らかにした。カスピ海ヨーグルトを食べることで炎症を抑えたり、免疫を高めるたりすることが期待されるという。 *ステロイド薬と同じ作用*