【ダプソン】 医師へご確認下さい。
【ダプソン】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。
【ダプソン】 妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【ダプソン】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。
【ダプソン】 通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。
【ダプソン】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
【ダプソン】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
ダプソン
ダプソンの使用方法
ダプソンは、ハンセン病(らい病)や特定の皮膚疾患の治療に使用される抗生物質です。また、ピリメタミンと組み合わせることで、トキソプラズマ症やニューモシスチス肺炎(PCP)の予防・治療にも効果を発揮します。
長期にわたる服用は、定期的な血液検査を行いながら慎重に使用する必要があります。高齢の方は体の機能が低下しているため、 副作用が出やすく、使用には注意が必要です。
ダプソンの効能・効果
ダプソンは、抗菌薬および抗炎症薬です。細菌の葉酸合成を阻害することで増殖を抑えたり、白血球の働きを抑制し、炎症を軽減する作用を持ちます。ハンセン病や、特定の皮膚感染症の治療に効果がある薬です。免疫系の異常な働きを抑え、発疹やかゆみを軽減する効果もあるため、炎症性ニキビの治療にも使用されます。
ダプソンの一般的な副作用
ダプソンの使用により、以下の副作用が現れることがあります。
吐き気や嘔吐、発疹やかゆみ(ダプソン症候群の可能性あり)肝機能障害(肝炎、黄疸を含む)、頭痛や睡眠障害、
貧血(溶血性貧血、G6PD欠損症の患者で重症化しやすい)、心拍数の増加、末梢神経障害(四肢のしびれやチクチクする感覚)
これらの副作用が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。
よくある質問
Q. ダプソンとは?
ダプソンは、サルファ剤の一種で、ハンセン病、疱疹状皮膚炎、天疱瘡、炎症性ニキビ治療などに使用される、抗炎症作用を持つ 抗菌薬です。ジアミノジフェニルスルホン(DDS)として知られ、抗菌作用と抗炎症作用の両方を持つことが特徴です。
Q. ダプソンは何に効く?
葉酸の合成を阻害し、細菌や寄生虫の増殖が抑えられ、感染症の治療に有効となります。細菌や寄生虫が増殖するためには、DNAやRNAの合成に必要な葉酸が不可欠です。葉酸が不足すると、微生物は正常に増殖できなくなります。
Q. ダプソンの口コミは?
ダプソンは効果の高い薬ですが、副作用や相互作用が多いため、慎重に使用する必要があります。
Q. ダプソンは他の薬と併用しても大丈夫?
リファンピシンやクロファジミンと併用することで、耐性菌の発生を防ぎ、より高い治療効果が得られます。
医師の指導のもとで使用することが重要です。
Q. ダプソンの服用を中止しても大丈夫?
自己判断で服用を中止すると、治療が不完全になり、耐性菌の発生や病状の悪化につながる可能性があります。
基本情報
ダプソンは、サルファ剤に分類される抗菌薬で、ジアミノジフェニルスルホン(DDS)としても知られています。
主にハンセン病の治療に使用されます。ハンセン病は、らい菌が皮膚のマクロファージや末梢神経のシュワン細胞に寄生して
発症する感染症です。らい菌は増殖するのに葉酸を必要としますが、ダプソンは葉酸の合成を阻害することで菌の増殖を防ぎます。
治療には、リファンピシンやクロファジミンと併用されることが多く、より効果的に菌を抑えることができます。
また、ダプソンは抗炎症作用も持つため、皮膚疾患の治療にも使用されています。炎症を引き起こす白血球の働きを抑えることで、
赤みや腫れを軽減し、赤ニキビや膿ニキビの治療に効果的です。
G6PD欠損症の方は、溶血性貧血のリスクが高まるため、医師の指導のもとで慎重な管理が求められます。
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
ダプソン100mg錠は、12歳未満の小児には推奨されていません。
【成人および12歳以上の子供】
・多菌型ハンセン病:1日100mgを最低2年間服用
・少菌型ハンセン病:1日100mgを最低6カ月間服用
【高齢者】
肝機能障害がある場合の使用は推奨されません。
警告
・服用中は定期的な血液検査を受けることが推奨されます。
・自己判断での服用中止は避けてください。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
・ダプソンまたは類似化合物にアレルギーがある方
・溶血性貧血またはG6PD欠損症の方
・重度の肝疾患や腎疾患のある方
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
・心疾患や肺疾患を持っている方
・肝疾患または腎疾患のある方
・高齢者の方
相互作用
ダプソンは、以下の薬剤と相互作用する可能性があるため、服用前に医師へ相談してください。
・リファンピシン(抗結核薬)
・プロベネシド(痛風治療薬)
・トリメトプリム(抗生物質)
・クロファジミン(抗生物質)
・ピリメタミン(抗マラリア薬)
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中や授乳中の方は、服用前に医師に相談してください。ハンセン病患者の妊娠中の服用には、葉酸サプリメントの併用が推奨されることがあります。
保存等
直射日光を避け、室温で保存してください。また、お子様の手の届かない場所に保管してください。