ジプレキサ
ジプレキサ錠の有効成分、オランザピンは非定型抗精神病薬です。統合失調症および躁病の治療に使用されます。
ジプレキサ
オランザピン Olanzapine
ジプレキサ Zyprexa
28
Eli Lilly
錠
2.5mg, 5mg, 10mg
2054
【ジプレキサ（オランザピン）】食事の有無に関わらず投与できますが、常に一定の時間の服用が推奨されます。
【ジプレキサ（オランザピン）】アルコールと一緒に服用した場合、過度の眠気や鎮静を引き起こすことがあります。
【ジプレキサ（オランザピン）】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。
動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【ジプレキサ（オランザピン）】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。
【ジプレキサ（オランザピン）】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【ジプレキサ（オランザピン）】腎疾患での使用は恐らくは安全で、線量変更なども必要ありません。
【ジプレキサ（オランザピン）】肝疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られていますが、用量変更の必要はないことが示されています。医師へご相談下さい。
オランザピン
- ジプレキサ（オランザピン）または薬の他の成分にアレルギーがある場合ジプレキサ（オランザピン）錠剤を服用しないでください。ジプレキサ（オランザピン）を服用した直後は眠気を引き起こす可能性がありますので車の運転はしないでください。
- てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー病または認知症に罹患しているか、自殺思考、うつ病などの精神疾患がある場合は、ジプレキサ（オランザピン）を服用しないでください。
- 糖尿病、心臓の問題、高血圧または高コレステロール、呼吸の問題、視覚障害（緑内障）または他の眼に関連する問題を引き起こす眼内圧の上昇などがある場合は、ジプレキサ（オランザピン）を服用しないでください。
- ジプレキサ（オランザピン）を服用中はアルコールを摂取しないでください。眠気の原因となることがあります。
ジプレキサ（オランザピン）は麻酔、鎮静性はなく、不安症のために使用されるものではありません。
それは実際には存在しないものを見たり聞いたりするような症状に苦しむ統合失調症患者を治療するために使用されます。
それはまた、双極性障害の患者の気分を安定させるため、患者の躁病のエピソードを治療するためにも使用されます。中毒性があることは一般的には知られていません。
Q.ジプレキサ（オランザピン）はベンゾジアゼピン、SSRI、 MAOIですか？
ジプレキサ（オランザピン）は、ベンゾジアゼピンまたはSSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害剤）またはMAOI（モノアミンオキシダーゼ阻害剤）ではありません。精神病を治療するために使用されます。
Q.ザナックスやバリウムと同様ですか？
ジプレキサ（オランザピン）はザナックスやバリウムに類似していませんが、それらすべてがベンゾジアゼピンと呼ばれる同じクラスの薬剤に属しています。
Q.ジプレキサ（オランザピン）は長期的に使用できますか？
医師の指示がない限り、薬物を長期に使用しないでください。
Q.ジアゼパム、イブプロフェン、パラセタモール、ゾピクロン、トラマドール、セルトラリン、シタロプラム、セロクエル、ザナックスとジプレキサ（オランザピン）を併用できますか？
ジプレキサ（オランザピン）はイブプロフェンやパラセタモール（鎮痛剤）と併用することができますが、医師からの厳しい指示の下でのみ行うことができます。
ジプレキサ（オランザピン）は、トラマドール（オピオイド鎮痛薬）、ゾピクロン（不眠症治療）、ジアゼパムまたはバリウム（ベンゾジアゼピン）、セルトラリン（抗うつ薬）、シタロプラム（抗うつ薬）、セロクエル（抗うつ薬）とは併用しないことが好ましいとされています。
これらの薬物とは相互作用し、副作用を引き起こすことが知られています。
医師のアドバイスに従った薬の組み合わせて使用する必要があります。
Q.ジプレキサ（オランザピン）は体重の増加や記憶喪失、うつ病、不安症、脱毛、眠気を引き起こしますか？
ジプレキサ（オランザピン）は、体重の増加や記憶喪失、うつ病、不安症、脱毛、眠気などの副作用を引き起こします。
Q.薬の服用でドーパミンは増加しますか？
ジプレキサ（オランザピン）がドーパミンの増加を引き起こすことは知られていません。そのような副作用が観察された場合は、すぐに医師に知らせてください。
セロトニン受容体とドーパミン受容体を主として、さまざまな神経伝達物質の受容体に働きかけます。
気持ちの高ぶりや不安感を鎮めて、気持ちを穏やかにする作用があります。
主に心の不調、病気の治療に使われます。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【統合失調症】
成人：
1回5～10mgを1日1回の服用から開始し、数日以内に1日10mgの服用に移行することが推奨されています。
青年：
1回2.5～5mgを1日1回の服用から開始し、その後1日10mgの服用に移行することが推奨されています。
【双極Ⅰ型障害】
成人：
1回10もしくは15mgを1日1回の服用から開始することが推奨されています。
青年：
1回2.5～5mgを1日1回の服用から開始し、その後1日10mgの服用に移行することが推奨されています。
【双極Ⅰ型障害（リチウムもしくはバルプロエートと併用）】
成人：
1回10mgを1日1回の服用から開始することが推奨されています。
【双極Ⅰ型障害に伴ううつ症状】
成人：
（フルオキセチンと併用）
1回ジプレキサ（オランザピン）2.5mgおよびフルオキセチン20mgを1日1回の服用から開始することが推奨されています。
【治療抵抗性うつ病】
成人：
（フルオキセチンと併用）
1回ジプレキサ（オランザピン）5mgおよびフルオキセチン20mgを1日1回の服用から開始することが推奨されています。
- 衰弱したもしくは薬力学的に敏感な患者、低血圧反応を起こしやすい患者、代謝が遅れる可能性のある患者には初回投与量を減量することが推奨されます。
- オランザピンは、食事の有無にかかわらず服用いただけます。
- 用量調節が必要となることがあります。
- オランザピンの単体療法は、双極Ⅰ型障害に伴ううつ症状や治療抵抗性うつ病の治療の適応ではありません。
- オランザピン18mgを超える用量と、フルオキセチン75mgを超える用量を成人が併用して使用した場合の安全性は評価がされていません。
- オランザピン12mgを超える用量と、フルオキセチン50mgを超える用量を10～17歳の小児および青年が併用して使用した場合の安全性は評価がされていません。
(2) バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある場合
(3) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴を持つ場合
(4) アドレナリンを投与中の場合
(5) 糖尿病患者、糖尿病の既往歴のある患者は使用できません。
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