デスモプレシン 鼻スプレー (デスモプレシン ジェネリック)

デスモプレシン 鼻スプレーは、中枢性尿崩症及び夜尿症の治療に使用されます。

デスモプレシン 鼻スプレーは、天然ホルモンのバソプレッシンと同じ構造です。 バソプレッシンは、尿の量を減らすことによって身体からの水の損失を防ぎ、また血管を収縮（狭窄）させることによって出血を減少させます。

吐き気、腹痛/上腹部痛、アレルギー反応

• 次のいずれかの症状がある場合は、医師へ相談してください。腎疾患、冠状動脈疾患などの心疾患、うっ血性心不全、高血圧、低血圧、血液中のナトリウム、カリウムの異常値（電解質の不均衡）、
  嚢胞性線維症または異常な渇きの原因となる心理的状態,喘息、てんかん（うつ）または片頭痛。
• デスモプレシン 鼻スプレーを服用している間、水または水分の摂取を制限することは非常に重要です。 デスモプレシン 鼻スプレー治療中に過剰に水を飲むと、生命を脅かす電解質の不均衡を引き起こす可能性があり、
  またてんかんを引き起こす可能性があります。水分摂取については、医師の指示に従ってください。
• 妊娠している場合、または妊娠する予定がある場合、または授乳中の場合は、医師にご相談ください。
• 副作用を悪化させる可能性があるので、アルコール消費量を制限してください。
• デスモプレッシンは低用量では、より良い効果を得るために空腹時に摂取されるべきです。

Q.デスモプレシン 鼻スプレーは体重、血圧、便秘の増加を引き起こしますか？
デスモプレシン 鼻スプレーは、その副作用として体重の増加または血圧の上昇を引き起こす可能性があります。 便秘を引き起こすことは知られていません。
この薬を服用した後にこのような症状がみられた場合は、医師に相談してください。

Q.デスモプレシン 鼻スプレーはバソプレッシンと同じですか？
デスモプレシン 鼻スプレーは、バソプレッシンに類似した人工のホルモン形態です。バソプレッシンは身体に存在する天然ホルモンであり、身体が使用する水の量を調節します。

Q.デスモプレシン 鼻スプレーはステロイドですか？
デスモプレシン 鼻スプレーはステロイドではありません。

Q.酢酸デスモプレシン 鼻スプレーは安全に作用しますか？
デスモプレシン 鼻スプレー/デスモプレシン 鼻スプレーアセテートは、医師の処方する用量および期間に応じて服用した場合、安全かつ効果的です。
この薬の使用については、医師の指示に従ってください。

Q.デスモプレシン 鼻スプレーは向精神薬ですか？
はい。 デスモプレシン 鼻スプレーは向精神薬です。

Q.これは利尿薬ですか？
いいえ。利尿薬ではありません。

デスモプレシンは尿を異常に生成する病気である尿崩症や夜尿症の治療に使われています。バソプレシンという抗利尿ホルモンの不足により尿量が異常に多くなります。 有効成分の“酢酸デスモプレシン”は、抗利尿ホルモン“バソプレシン”の誘導体です。飲んでしまうと効果がなくなるので、点鼻薬として鼻の粘膜から吸収させます。作用時間が長く、持続的な尿量調節効果がえられます。 作用時間が長く、長期的に尿量の調節効果が期待できます。

糖尿病は何らかの原因により血液中の血糖値が一定範囲内に調整されずに異常増加するものです。

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病のふたつのタイプに分けられます。

1型糖尿病ではすい臓のβ細胞が破壊されるためにインスリンを分泌できなくなるタイプです。自己免疫細胞がβ細胞を攻撃することが原因と考えられているため自己免疫性の糖尿病と言われます。しかしながら、自己免疫反応を示唆するものが見られない1型糖尿病もごくまれにあります。急激に血糖値が上がり、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすか危険性が高いのが1型糖尿病です。若い世代での発症が多いのも特徴です。

2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下していること、またインスリンに対する反応の感受性が悪くなることを要因として起こるタイプです。1型糖尿病と比べて、急激に血糖値が上がるということは少ないです。生活習慣ともかかわっているのはこのタイプです。また、遺伝的に糖尿病になりやすい人ではそうでない人よりも糖尿病になるリスクが高くなります。2型糖尿病は生活習慣と遺伝要因が絡み合って起きるのです。糖尿病は、血中の血糖値が高くなり尿に糖が出るだけでなく、失明や人工透析の一番の原因となっていることはあまり知られていません。初期では自覚症状がないことも多く、あっても少々調子がおかしいのかなくらいにしか思われないこともあります。たとえば、喉の渇き、立ちくらみ、手足が痺れる、だるい、尿の回数が増える、尿の量が増える、月経が不規則になる、性欲がなくなるなどです。体中をめぐる血液中の血糖値が高いことで、体の各所に影響が出、合併症を引き起こすリスクがあります。

本薬使用中は水の摂取量を厳密に管理する必要があります。必ず医師の指示をお守り下さい。水中毒が疑われる症状（体がだるい、頭痛、吐き気、嘔吐など）がみられたら直ちに医師に診てもらうこと。

下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。必ず使用の前に医師および薬剤師に下記の旨を伝えること。
○高血圧を伴う循環器障害、動脈硬化症、冠動脈血栓症、狭心症の人
○下垂体前葉不全の場合
○アレルギー性鼻炎の既往歴がある場合
○鼻に持病がある場合
○デスモプレシンおよび本剤に含まれる成分に対して過敏症の既往歴がある場合
○高齢者

使用を忘れた場合、２回分を一回に使用してはいけません！

１℃～１０℃で容器を立てた状態で保存してください。お子様の手の届かない場所に保管して下さい。