メフロキン (メファキン ジェネリック)

メフロキンはマラリアの治療および予防に使用されます。

メフロキンは、マラリア原虫の中で高濃度に達し、それを死滅させる有毒なヘム色素の蓄積を引き起こす弱塩基です。

腹痛、悪夢、不安、寒気、うつ症状、下痢、めまい、発熱、頭痛、心拍数の変更、不眠症（睡眠障害）、かゆみ、食欲減退、筋肉痛、吐き気、発疹、耳鳴り、視力障害、嘔吐、疲労

メフロキンは、マラリアの治療および予防に使用される抗マラリア薬です。

はい。メフロキンは、医師の指示に従って、所定の用量で使用すると安全です。ただし、3ヵ月未満の幼児や体重が5キロ未満の子供への使用は推奨されません。

メフロキンは抗マラリア薬です。作用機序は、発達の重要な段階（無症候性内分泌細胞段階）で寄生虫を破壊し寄生虫を引き起こすマラリアを死滅させます。

いいえ、メフロキンはドキシサイクリンまたはクロロキンと同じではありません。 3つの薬物はすべて、異なる作用機序および適応症を有します。

メフロキンはマラリアの予防と治療に使用されます。また、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の治療に関して、初期のパンデミックの時期に様々な既存の薬が検討され、メフロキンも検討されていました。

しかし、メフロキンがCOVID-19の治療に有効であるという確固たる証拠は見つかっていません。

メフロキン錠は、マラリアの寄生虫を駆除するマラリアの治療薬です。マラリア蔓延地域への渡航前に予防薬として用いることも可能です。

本薬は、赤血球内に潜んでいるマラリア寄生虫（無性型原虫）を駆除、制圧します。マラリアの治療に用いるほか、感染予防薬としても有用です。

※添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従って下さい。

※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用法】

メフロキン錠をマラリア感染予防に使用する際は、以下をご確認下さい。

重要事項

・メフロキン錠は1週間に1度、毎回同じ曜日に服用
・初回投与量は、出発の10日前に服用（これにより、メフロキン錠の忍容性が向上）、2回目の服用は、出発の3日前に行う
・滞在期間中および帰宅後4週間は、引き続き毎週同じ曜日に継続服用
・治療サイクルは滞在期間による。最低は6週間
・副作用が増長される恐れがあるため服用前後の飲酒は控える

感染予防用に抗マラリア薬を服用する期間中もしくは服用後に、マラリアに感染する可能性はあります。
旅行中もしくはマラリア蔓延地域を出発後2～3カ月以内に発熱やインフルエンザの様な症状を発症した場合は、直ちに医師の診察を受けて下さい。

【用量】

<マラリアの予防>

成人

・1回1錠（250mg）を1週間に1度、毎週同じ曜日に服用して下さい。
マラリア蔓延地域への滞在が2週間である場合は、合計8錠の使用で十分なマラリア感染予防効果が得られます。
・出発の10日前から服用を開始し、出発の3日前にも服用して下さい。

子供

・メフロキン錠は、生後3か月未満および体重5kg未満の子供への使用は推奨されません。
・錠剤は分割して使用することができます。成人と同様、週に1度毎回同じ曜日に服用し、帰宅後4週間は服用を継続して下さい。

体重5～19kg、年齢（およそ生後3カ月～5歳）

1回4分の1錠

体重20～30kg、年齢（およそ6～8歳）

1回2分の1錠

体重31～45kg、年齢（およそ9～14歳）

1回4分の3錠

成人もしくは子供いずれの場合も、メフロキン錠は12カ月を超えて服用を継続してはいけません。

<マラリアの治療>

・メフロキン錠の用量は、患者の体重、およびマラリア蔓延地域に在住しているか否かにより医師が決定します。
・一般的に、合計6錠を超えて服用すべきではありません。
・副作用の発生率や重症度を減少させるため、合計用量を2～3回の少ない用量に分割し、6～8時間の間隔を空けて服用するように指示されることがあります。

【過量服用した場合】

推奨用量を超えて服用すると、副作用の発症率や重症度が高まる恐れがあります。特定の解毒剤はありませんので、多量に錠剤を服用した場合は、直ちに医師に連絡して下さい。

【服用を忘れた場合】

服用を忘たことに気が付いた時点で次の服用予定時間に近い場合は、1回分を飛ばし、次の予定時間から服用を再開して下さい。忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

・本剤の成分に対しアレルギーがある場合は、薬の使用を再検討してください。
・飲み合わせの悪い薬があるため、医師へご相談ください。
・妊婦、または妊娠している可能性がある場合は、薬の使用を控えて下さい。
・服用後にめまいが起きたり、平衡感覚がなくなることがあるため、自動車の運転やその他危険を伴う作業を行う場合には注意が必要です。

以下にあてはまる場合は使用できません。

・本剤に含まれる成分またはキニーネなどの類似化合物に対して過敏症の既往歴がある場合
・てんかんの既往歴がある場合
・精神疾患である場合、またはその既往歴がある場合
・キニーネを使用中である場合
・ハロファントリンを使用中である場合
・低出生体重児、新生児、乳児
・妊娠中または妊娠している可能性がある場合

下記の場合の使用は慎重に行う必要があります。事前に医師に該当を伝えて下さい。

・肝臓障害がある場合
・腎臓障害がある場合
・心臓に伝導障害がある場合

【併用禁忌】

・キニーネ及び類似化合物（キニジン、クロロキンなど）
・ハロファントリン

【併用注意】

・抗不整脈剤
・カルシウム拮抗剤（ベラパミル等）
・β-遮断剤
・抗ヒスタミン剤
・フェノチアジン系誘導体
・三環系抗うつ剤（イミプラミン等）
・強心剤（ジゴキシン）
・アルコール
・経口腸チフス生ワクチン
・抗てんかん剤（バルプロ酸等）
・狂犬病ワクチン（HDCV）
・CYP3A4酵素阻害作用がある薬（シメチジン、イトラコナゾール、リトナビル、マクロライド系抗生物質、デキサメタゾン、リファンピシン、フェノバルビタール等）
・グレープフルーツジュース

妊娠中、または妊娠している可能性がある場合は使用しないこと。本剤の使用終了後、少なくとも3ヶ月は避妊を行うこと。本剤の使用中は授乳をしないこと。

メフロキン錠は、直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所に保管してください。子供の手の届かないところに保管し、期限内に使用してください。