イミキモド クリーム (ベセルナ ジェネリック)

イミキモド クリーム (ベセルナ ジェネリック)は、尖圭コンジローマ、光線性角化症、基底細胞がんの治療に使用されます。男女ともに使用可能です。継続して治療を行うことが大切ですので、自己判断で使用を中止せず、必ず医師の指示に従いましょう。

イミキモド クリーム (ベセルナ ジェネリック)は、異常細胞を直接攻撃する薬ではなく、免疫の働きを活性化し、異常細胞の排除を
促進することで効果を発揮します。免疫細胞（樹状細胞やマクロファージ）に働きかけ、Toll様受容体7（TLR7）を活性化することで免疫反応を引き起こします。これにより、ウイルス感染細胞や異常細胞が攻撃されます。その結果、感染細胞や異常細胞を排除し、健康な皮膚細胞の再生が促され、症状が改善されます。　

【参照文献】ヤクルト中央研究所

以下の副作用が報告されています。

痛み、発赤、炎症、乾燥、皮膚の剥がれ、色素沈着（黒ずみや色むら）、発熱、倦怠感、頭痛など

副作用が強く出た場合や、症状が悪化する場合は直ちに医師に相談してください。

イミキモド クリーム (ベセルナ ジェネリック)は、免疫の働きを高め、ウイルス感染症や異常な皮膚細胞を排除する免疫調整薬です。

尖圭コンジローマ（性器いぼ）では、HPV（ヒトパピローマウイルス）感染細胞を免疫細胞が攻撃し、いぼの除去を促します。

光線性角化症（アクチニックケラトーシス）では、紫外線により傷つけられた異常細胞を免疫が認識し、排除することでがんの

発症リスクを抑えます。基底細胞がん（初期の皮膚がん）では、免疫細胞が、がん細胞を攻撃し、腫瘍の成長を抑制します。

【参照文献】厚生労働省

個人差がありますが、4週間から16週間の治療が必要となることがあります。

実際に使用した方の体験談では、患部の赤み、ヒリヒリ感、軽い腫れなどが見られることがあると報告されています。また、一部の方は、使用後に発熱や倦怠感を感じることもあるようです。副作用の程度には個人差があり、強い症状が現れた場合は医師に相談してください。

イミキモドは、免疫を活性化するサイトカイン（インターフェロンなど）を増加させることで免疫を強化し、性器および肛門周囲の尖圭コンジローマ（イボ）、光線性角化症（前がん病変）、基底細胞がんなどの皮膚疾患の進行を抑制する効果があります。

＊添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。

＊用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【小児および青年】

・12歳以下の小児への使用は推奨されません。
・12歳以上の方は、医師の判断のもと使用してください。

【成人】

使用前に手をしっかりと洗い、患部を清潔にしてください。

・クリームを塗布した部分を絆創膏や包帯などで覆わないでください。
・各包装は使用時に1包ずつ開封し、使用後に余ったクリームは廃棄してください。
・開封した包装を、後日使用するために保管しないでください。
・治療頻度および期間は、治療する症状（尖圭コンジローマ、基底細胞がん、日光角化症）によって異なります。

【尖圭コンジローマを治療する場合】

週3回（例：月曜、水曜、金曜）使用

1. 就寝前に手と患部を低刺激性の石鹸と水で洗い、完全に乾かしてください。
2. 清潔で乾いた患部に薄く塗布し、クリームが見えなくなるまで皮膚に優しく擦り込んでください。
3. 塗布後は、開封した包装を廃棄し、手を石鹸と水で洗ってください。
4. 6～10時間経過後、低刺激性の石鹸と水で洗い流してください。
　指定された時間が経過するまでシャワーや入浴は控えてください。

・疣贅が完全になくなるまで継続（通常、女性は約8週間、男性は約12週間で消失するが、個人差あり）
・1つの疣贅に対して16週間を超えて継続使用しないでください。
・包皮下に疣贅がある場合は、毎日包皮を清潔に保つことが推奨されます。

【基底細胞がんを治療する場合】

週5回（例：月～金）6週間使用するが、医師の判断により治療期間が調整されることがあります。

1. 就寝前に手と患部を低刺激性の石鹸と水で洗い、完全に乾かしてください。
2. 患部および周辺部分1cmにクリームを塗布し、クリームが見えなくなるまで皮膚に優しく擦り込んでください。
3. 塗布後は、開封した包装を廃棄し、手を石鹸と水で洗ってください。
4. 8時間経過後、低刺激性の石鹸と水で洗い流してください。指定された時間が経過するまでシャワーや入浴は控えてください。

【日光角化症を治療する場合】

週3回（例：月曜、水曜、金曜）4週間使用し、その後医師の指示に従い、必要に応じてさらに4週間の治療を行うことがあります。

1. 就寝前に手と患部を低刺激性の石鹸と水で洗い、完全に乾かしてください。
2. 患部にクリームを塗布し、クリームが見えなくなるまで皮膚に優しく擦り込んでください。
3. 塗布後は、開封した包装を廃棄し、手を石鹸と水で洗ってください。
4. 8時間経過後、低刺激性の石鹸と水で洗い流してください。指定された時間が経過するまでシャワーや入浴は控えてください。

【過量使用した場合】

・余分なクリームはすぐに低刺激性の石鹸と水で洗い流してください。
・皮膚の異常を感じた場合は、医師に相談してください。
・誤って口に入れた場合は、すぐに医師の指示を仰いでください。

【使用を忘れた場合】

・気づいた時点で使用し、その後は通常のスケジュールに戻してください。
・1日に1度以上使用しないでください。

・尿道、子宮頸部、肛門内、腟内、直腸などの粘膜部分には使用しないこと。
・患部以外の皮膚についた薬は速やかによく洗い流すこと。
・日焼けを避け、紫外線対策を徹底すること。
・他の薬との飲み合わせが悪い物があるので、必ず医師と相談すること
・ひとつの疣贅（いぼ）に対して16週間を超えて継続使用してはいけません。

以下に該当する場合は使用できません。

・本剤の成分に対してアレルギーの既往歴がある方
・12歳以下の子供
・膣内、肛門内、尿道、子宮頸部の粘膜にできたイボへの使用

以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。使用前に医師へ相談し、必要に応じた適切な指導を受けてください。

・自己免疫疾患がある方（全身性エリテマトーデスなど）
・臓器移植を受けた方
・免疫抑制治療を受けている方
・血液疾患がある方
・皮膚に炎症や損傷がある場合
・包茎で包皮の下または上にイボがある場合

他の外用薬と併用する際は、医師に相談してください。

本剤と同じ免疫系に作用する薬や、皮膚に影響を与える外用薬（ステロイド剤、抗ウイルス薬、抗菌薬など）との併用により、副作用のリスクが高まる可能性があります。

妊娠中の使用は慎重に行う必要があり、医師と相談が必要です。授乳中に使用する場合は、赤ちゃんが塗布部位に触れないように注意することが推奨されています。

直射日光を避け、室温で保管してください。開封後はなるべく早めに使用し、お子様の手の届かない場所に保管してください。