【フェマーラ錠】 食事の有無に関わらず摂取できますが、いつも一定の時間に服用されることをお勧めします。
【フェマーラ錠】 アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。
【フェマーラ錠】 妊娠中に使用するのは非常に危険です。動物研究とヒトでの研究の両方で胎児に悪影響を及ぼしています。医師にご相談ください。
【フェマーラ錠】 母乳育児中の使用は危険です。データでは、この薬剤が乳児に毒性を引き起こすか、または母親が母乳栄養が望ましくない状態にあることを示唆しています。
【フェマーラ錠】 めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【フェマーラ錠】 腎疾患での使用は恐らくは安全ですが、用量変更の必要がある可能性があります。末期の腎疾患である場合は情報が限られていますので医師へご相談下さい。
【フェマーラ錠】 肝疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。
フェマーラ
フェマーラの使用方法
フェマーラは、閉経後のホルモン受容体陽性乳がんの治療や再発予防に用いられ、乳がん細胞の成長を抑える効果があります。
また、不妊治療において排卵を促進する効果もあります。毎日同じ時間に1日1回、医師の指示に従って服用してください。
フェマーラの効能・効果
フェマーラ錠は、アロマターゼを阻害し、エストロゲンの産生を抑える作用があります。これにより卵胞刺激ホルモン(FSH)の
分泌が増加して排卵が促進されるため、排卵障害の治療に用いられます。
フェマーラの一般的な副作用
一般的な副作用には、以下のようなものが報告されています。
高コレステロール血症、ホットフラッシュ、発汗の増加、筋骨格の痛み、疲労感など
副作用が重篤な場合は、速やかに医師に相談してください。
よくある質問
Q. フェマーラとは?
フェマーラ(レトロゾール)は、アロマターゼ阻害薬に分類されるホルモン療法薬で、閉経後のホルモン受容体陽性乳がん治療に 使用されます。不妊治療でも排卵誘発剤として使用されることもあります。
Q. フェマーラの効果は何ですか?
エストロゲンの生成を抑制し、ホルモン依存性乳がんの進行を抑えます。また、不妊治療では排卵を促進する作用があります。
Q. フェマーラはいつ服用するのが良いですか?
フェマーラは毎日決まった時間に1回服用することが推奨されます。食事の有無にかかわらず服用できます。
Q. フェマーラは不妊治療にも使われますか?
フェマーラは排卵誘発剤として使用され、排卵を促進する目的で使用されることがあります。
医師の指示に従って服用してください。
基本情報
フェマーラはアロマターゼを阻害することでエストロゲンを抑え、乳がんの進行抑制や排卵促進に役立つ薬です。
アロマターゼという酵素を阻害し、アンドロゲン(男性ホルモン)からエストロゲン(女性ホルモン)への変換を防ぎます。
閉経後の女性では、エストロゲンの主な供給源が脂肪組織や副腎になります。体内のエストロゲンを抑制することで、
乳がん細胞の成長を防ぎます。
【参照文献】KEGG
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
【推奨用量】
通常、フェマーラ錠は1錠(2.5mg)を1日1回服用します。食事の有無にかかわらず服用可能です。
医師に指示された期間、服用を継続して下さい。
フェマーラは骨密度の低下を引き起こす可能性があるため、定期的な検査が推奨されます。
過量服用した場合は、速やかに医師へ連絡してください。
警告
・本剤の成分にアレルギーがある場合は使用を避けてください。
・妊婦または妊娠の可能性がある方は使用できません。
・他の薬を服用中の場合は、医師に相談してください。
・小児や17歳以下の若年層には使用が推奨されていません。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
・アレルギー反応の既往がある方
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
・肝臓病または腎臓病のある方
・骨粗鬆症または骨折のリスクがある方
・高齢者
相互作用
以下の薬を服用している場合は、医師に相談してください。
・タモキシフェン
・エストロゲン補充療法薬
・リファンピシン(抗結核薬)
・メトキサレン(オクソラレン)
・アゾール系抗真菌薬
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中や妊娠を計画中である場合、または授乳中である場合は使用できません。
保存等
直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所に保管してください。また、お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
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