ダオニール (グリベンクラミド)
ダオニールは2型糖尿病の治療薬です。有効成分のグリベンクラミドは糖尿病において血糖値を下げるために使用されます。 グリベンクラミドは肥満体質で、メトホルミンを取ることができない場合に第一選択薬として使用されますが、1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)には効果がありませんのでご注意ください。
ダオニール, Daonil
グリベンクラミド, Glibenclamide
ダオニール, Daonil
600
Aventis Pharma India, Emcure Pharma
錠
5mg
インド
1437
【ダオニール】 食事と一緒に服用下さい。
【ダオニール】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師へご相談ください。
【ダオニール】 妊娠中に使用するのはおそらく安全です。 動物研究では胎児への悪影響は少ないか、または全く示されていませんが、ヒトの研究では限られています。医師にご相談ください。
【ダオニール】 母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。 治療中は授乳される乳児の血糖値を監視してください。
【ダオニール】 血糖値の高低により運転能力に影響を及ぼすことがありますので、そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【ダオニール】 腎疾患での使用はおそらく危険であり、避けるべきです。医師にご相談ください。
【ダオニール】 肝疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。肝疾患が重度である場合は血糖値が低下しすぎることがありますのでお勧めできません。
グリベンクラミド
はい。 ダオニール、オイグルコンはダオニール/グリブリドの商品名です。 それらはすべて同じです。
Q. ダオニールはグリピジドと同じですか?
いいえ。ダオニールとグリピジドは異なる薬です。 しかし、これらはスルホニルウレアと呼ばれる同じ種類の薬のグループに属しています。
Q. 高齢者ではダオニールがなぜ避けられているのですか?
ダオニールは低血糖(血糖の降下)を引き起こすリスクが高いため、高齢の患者への処方は避けれれています。
Q. ダオニール、ダオニール、オイグルコンは何に使用される薬ですか?
ダオニール、ダオニール、オイグルコンは2型糖尿病の治療に使用されています。
Q. ダオニール/ダオニールは体重増加や減少を引き起こしますか?
はいダオニール/ダオニールは体重の増加を引き起こしますが、体重の減少は起こらないことがわかっています。このような副作用が起きた場合は、必ず医師に相談してください。
糖尿病は何らかの原因により血液中の血糖値が一定範囲内に調整されずに異常増加するものです。
糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病のふたつのタイプに分けられます。
1型糖尿病ではすい臓のβ細胞が破壊されるためにインスリンを分泌できなくなるタイプです。自己免疫細胞がβ細胞を攻撃することが原因と考えられているため自己免疫性の糖尿病と言われます。しかしながら、自己免疫反応を示唆するものが見られない1型糖尿病もごくまれにあります。急激に血糖値が上がり、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすか危険性が高いのが1型糖尿病です。若い世代での発症が多いのも特徴です。
2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下していること、またインスリンに対する反応の感受性が悪くなることを要因として起こるタイプです。1型糖尿病と比べて、急激に血糖値が上がるということは少ないです。生活習慣ともかかわっているのはこのタイプです。また、遺伝的に糖尿病になりやすい人ではそうでない人よりも糖尿病になるリスクが高くなります。2型糖尿病は生活習慣と遺伝要因が絡み合って起きるのです。糖尿病は、血中の血糖値が高くなり尿に糖が出るだけでなく、失明や人工透析の一番の原因となっていることはあまり知られていません。初期では自覚症状がないことも多く、あっても少々調子がおかしいのかなくらいにしか思われないこともあります。たとえば、喉の渇き、立ちくらみ、手足が痺れる、だるい、尿の回数が増える、尿の量が増える、月経が不規則になる、性欲がなくなるなどです。体中をめぐる血液中の血糖値が高いことで、体の各所に影響が出、合併症を引き起こことになります。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用法】
ダオニール錠は、食前(通常朝食前)に経口服用して下さい。
もし朝食を取らない場合は、医師の処方通りに服用して下さい。
ダオニール錠の服用中は、食事を飛ばさないことが重要です。
錠剤は砕いたり噛んだりせず、グラス半分の水と一緒に丸ごと飲み込んで下さい。
【用量】
ダオニール錠の用量は、個人の症状や血液検査結果、尿検査結果により決定されます。
医師の処方量を超えて服用してはいけません。
- 通常、5mg錠を1日1回から服用を開始します。
- 必要があれば、1~2週間毎に用量が増量されることがあります。
- 体調が優れない、もしくは高齢の場合は、通常低用量から服用を開始します。
- 体重やライフスタイルが変化したり、ストレスが多い環境に居る場合は、用量調節が行われることがあります。これらの条件に当てはまる場合は、医師にご相談下さい。
- もし薬の作用が弱すぎるもしくは強すぎると感じる場合は、用量を自分で変更せず、医師に相談して下さい。
服用を忘れを補うために倍量服用しないで下さい。
服用を忘れたことを思い出し次第直ぐに服用し、その後は通常通り継続して下さい。
【服用を中止する場合】
もしダオニール錠の服用を中断もしくは中止した場合、望ましい血糖降下作用が得られない、もしくは疾患の症状が再び悪化する可能性があることを認識しておく必要があります。
医師の指示があるまでは、服用を中止しないで下さい。
- 1型(インスリン依存性)糖尿病
- 高齢者
- 腎機能および肝機能が低下した人
- 妊娠中、授乳中の人
- ポルフィリン症と呼ばれる遺伝性の血液疾患
感染症にかかったり過度のストレスを感じる場合には薬の効果が弱まる可能性があります。
もし当てはまる場合には医師へ相談してください。
抗糖尿病薬は肝機能問題を起こす可能性があります。
もし次の症状に当てはまる場合にはすぐに医師へ連絡してください。
原因不明の吐き気、嘔吐、腹痛、倦怠感、食欲不振、尿の色の変化、黄疸
カプトプリルなどのACE阻害剤
アナボリックステロイド、例えばテストステロン、ナンドロロン、スタノゾロール
クロラムフェニコール
シメチジン
シプロフロキサシン
コトリモキサゾール
ジソピラミド
フェンフルラミン
フィブラート
フルコナゾール
フルオキセチン
インスリン
MAOI抗うつ薬、例えばフェネルジン
ミコナゾール
オクトレオチド
フェニルブタゾン
アスピリン
以下の薬は血糖値を上げる可能性があります。
抗精神病薬、例えばクロルプロマジン、オランザピン
コルチコステロイド、例えばヒドロコルチゾン、プレドニゾロン
ダナゾール
サイアザイド系利尿薬、例えば、ベンドロフルメ
リチウム
イソニアジド
エストロゲンとプロゲステロン
プロテアーゼ阻害剤、例えばリトナビル
ソマトロピン(ヒト成長ホルモン)
この薬は、ワルファリンの抗血液凝固作用を増強する可能性があります。
プロプラノロールなどのβ遮断薬は心拍数の増加や震えなどの低血糖の兆候の一部がわからなくなるようになる場合があります。
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