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ベトメディン

ベトメディンカプセル/チュアブル錠は、犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善に効果のあるお薬です。

同義語

ベトメディン

有効成分

ピモべンダン, Pimobendan

その他のブランド名

ベトメディン, Vetmedin

包装

50, 100

製造元

ベーリンガーインゲルハイム

形状

カプセル, チュアブル錠

含有量

1.25mg, 5mg, 10mg

製造国

ニュージーランド, オーストラリア

SKU

2825

基本情報
ベトメディン(有効成分:Pimobendan)は、犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善に用いられるお薬です。ベトメディンは有効成分:ピモベンダン Pimobendan が配合されたカルシウム感受性増強薬で、新しいタイプの慢性心不全のお薬です。他の同類の強心薬と比べて比較的心臓への負担が少ないとされています。ピモベンダンには心筋のトロポニンCのカルシウム感受性増強作用があります。また、ホスホジエステラーゼ(PDE)活性抑制作用もあります。これらの作用で、強心・血管拡張を促すことで慢性心不全に働きかけます。心臓のお薬は、治療を目的として使用した場合でも心臓の負担となることがあります。獣医師により、十分に有益性と危険性を検討した上での使用を行うべきです。

【犬の僧帽弁閉鎖不全について】
僧帽弁閉鎖不全(そうぼうべんへいさふぜんしょう)とは、後天的に起きる犬の心臓疾患で、左心房と左心室の間にある僧帽弁に異常が発生する心臓疾患です。小型犬に起こりやすい病気です。特に加齢とともに発症が増加する傾向があります。僧帽弁に問題が生じてしまう原因は未だ解明されていません。犬の僧帽弁閉鎖不全になると、ちょっとの散歩でゼイゼイしたりなど疲れやすくなったり、咳が出たり、腹部が膨らんできたり、排便などの時に倒れたりなどの症状が出ます。症状が進行すると、呼吸困難の症状も出てきます。舌や歯茎などが青くなるなどがみられたらは、呼吸困難で酸素が血液に行き届かずに思い酸欠状態を起こしているチアノーゼの状態です。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

  • ベトメディン錠/カプセルは、1日体重1kgあたり0.5mgを経口投与することが推奨されています。
  • 1日の用量は約12時間の間隔を空け、2回に分けて投与して下さい。(例:朝と夕方)
  • 2回の用量は必ずしも均等に分けなくても問題ありません。
重要な基本的注意
  • 体重 2 kg未満の犬には投与しないで下さい。
  • ワンちゃんのお食事の約1 時間前に投与して下さい。
  • 妊娠犬及び哺乳犬に対する安全性は確立されていません。妊娠中及び授乳中の犬には投与しないで下さい。やむを得ず授乳中の犬に投与する場合には,授乳を中止して下さい。
  • 重度の慢性心不全に対する本剤の単独投与による有効性は確立されていません。
  • 肥大性心筋症あるいは機能的又は解剖学的に心拍出量の増加が見込めない症例(例えば大動脈弁狭窄症)には用いないで下さい。
  • 重度な肝障害がある犬には獣医師の指示のもと慎重に使用して下さい。
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