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エメセット (オンダンセトロン)

エメセット(オンダンセトロン)は、抗がん剤の副作用による吐き気や嘔吐を止める制吐薬です。 有効成分のオンダンセトロンは吐き気や嘔吐を引き起こす化学物質セロトニンの作用を阻害することで作用します。

同義語

ゾフラン ジェネリック

有効成分

オンダンセトロン, Ondansetron

その他のブランド名

エメセット, Emeset

包装

10, 6

製造元

Cipla

形状

錠, 口腔内崩壊錠(RM錠,OD錠)

含有量

4 mg, 8 mg, 24 mg

製造国

インド

SKU

3239

【エメセット (オンダンセトロン)】 食べ物の有無にかかわらず服用できますが、一定の時間に服用ください。

【エメセット (オンダンセトロン)】 アルコールとの相互作用は不明です。医師にご確認下さい。

【エメセット (オンダンセトロン)】 妊娠中の使用は恐らく安全です。動物研究では胎児への悪影響は少ないか、全く無いことが示されていますが、ヒトでの研究データは限られています。医師にご確認下さい。

【エメセット (オンダンセトロン)】 授乳中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。

【エメセット (オンダンセトロン)】 通常運転能力に影響はありません。

【エメセット (オンダンセトロン)】 腎疾患患者の使用は安全であり、薬の用量調節も必要ないとされています。
しかし腎疾患の基礎がある場合は、医師へ知らせてください。 エメセット (オンダンセトロン)を1日以上服用するケースについては、情報が限られています。

【エメセット (オンダンセトロン)】 肝疾患患者の使用に関する情報は限られています。医師にご確認下さい。

オンダンセトロン

使用方法
エメセット (オンダンセトロン)は吐き気や嘔吐の治療と予防に使用されます。
効能・効果
エメセット (オンダンセトロン)は鎮吐薬です。
これは吐き気や嘔吐を引き起こす化学物質である、セロトニンの作用を阻害することで作用します。
一般的な副作用
疲労、頭痛、注射部位アレルギー反応、紅潮(顔や耳、首、体の温熱感)、便秘
専門家のアドバイス
  • エメセット (オンダンセトロン)は、食事の30分前に服用してください。
  • エメセット (オンダンセトロン)服用後30分以内に嘔吐した場合は、同じ量をもう一度服用してください。嘔吐が続く場合は、医師へご確認ください。
  • エメセット (オンダンセトロン)は6〜10日間程度の短期間の服用であれば、副作用のリスクは最小限(許容範囲)に抑えられます。
  • 気分が悪く錠剤やカプセルを飲み込むのが難しい場合は、口腔内で溶けるフィルム/ストリップ(濡れた表面に接触すると溶解する薬用ストリップ)をご使用ください。
  • 経口で溶けるフィルム/ストリップを使用してのエメセット (オンダンセトロン)服用方法:
  1. 手が乾燥していることを確認してください。
  2. 直ちにフィルム/ストリップを舌の上に置きます。
  3. フィルム/ストリップは数秒で溶解し、唾液で飲み込むことができます。
  4. フィルム/ストリップを飲み込むために、水やその他の飲み物は必要はありません。
よくある質問
Q. エメスト/オンデン/ヴォムキンド/ザフラン/ラニドムは何に使用されますか?
エメスト/オンデン/ ヴォムキンド/ザフランは、吐き気や嘔吐の治療に使用されるエメセット (オンダンセトロン)の商品名の一部です。ラニドムは、有効成分としてエソメプラゾールを含有する薬の商品名で、胃酸過多の治療に使用されています。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は吐き気/嘔吐/ウイルス性胃腸炎/食中毒/乗り物酔い/下痢/痛みの治療のために服用できますか?
エメセット (オンダンセトロン)は、医師の処方があれば吐き気や嘔吐、乗り物酔いの治療に使用できます。食中毒や痛み、ウイルス性胃腸炎の治療には使用されません。

Q. タイレノール/ペプト・ビスモル/アジスロマイシン/ザナックス/ビコジン/オキシコドン/ヒドロコドンとエメセット (オンダンセトロン)を併用できますか?
エメセット (オンダンセトロン)とタイレノール(パラセタモール)/ペプトビス(サリチル酸ビスマス)/アジスロマイシン/ザナックス(アルプラゾラム)/ビコジン(アスピリンとヒドロコドン)/オキシコドン/ヒドロコドンとの相互作用は知られていません。ただし、薬の併用前に医師へご相談ください。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は眠気を引き起こしますか?
エメセット (オンダンセトロン)は眠気/めまいの原因となることがあります。このような症状が現れる場合は、医師へご相談ください。

Q. エメセット (オンダンセトロン)にはアセトアミノフェン/アスピリン/ペニシリンが含まれますか?
いいえ、エメセット (オンダンセトロン)はそれ自体が化合物です。よってアセトアミノフェンやアスピリン、ペニシリンを含みません。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は抗生物質/抗ヒスタミン薬/スルファ薬ですか?
いいえ、エメセット (オンダンセトロン)は抗生物質、スルファ剤、抗ヒスタミン薬ではありません。吐き気や嘔吐を治療する制吐薬です。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は乳児/幼児にとって安全ですか?
医師の指示がない限り、幼児/幼児には使用しないでください。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は店頭薬ですか?
いいえ、エメセット (オンダンセトロン)は処方箋薬です。店頭では購入できません。

Q. エメセット (オンダンセトロン)は規制物質ですか?
いいえ、エメセット (オンダンセトロン)は規制物質ではありません。

Q. エメセット (オンダンセトロン)とオメプラゾールを併用できますか?
エメセット (オンダンセトロン)は吐き気(気分の悪さ)や嘔吐を和らげるための制吐薬です。 オメプラゾールとの併用による有害な影響は知られておりません。よってこれらの2つの薬は併用可能です。
基本情報
オンダンセトロンは、癌化学療法、放射線療法、または手術によって引き起こされる悪心及び嘔吐抑制を目的として使用されるお薬で。また、上記の用途以外に胃腸炎にも用いられる場合があります。ただし、乗り物酔いに起因する嘔吐に対しては効果はありません。オンダンセトロンは経口投与または筋肉注射、静脈注射で使用されます。一般的な副作用としては、下痢、頭痛、眠気、かゆみなどがあります。重篤な副作用では、QT延長や重度のアレルギー反応が起こることがあります。妊娠中の使用は安全と考えられていますが、実際は母体や胎児への影響について解明されていません。オンダンセトロンはセロトニン5-HT3受容体アンタゴニストでありドーパミン受容体またはムスカリン受容体には影響を及ぼさないとされています。オンダンセトロンは、WHOの定める必須医薬品のモデルリストに含まれる薬剤です。オンダンセトロンが初めて医療の現場で実際に使用されたのは1990年でした。現在では、ジェネリック品も市場に出ています。

他の選択的5-HT3受容体拮抗薬に過敏症を示した患者においてオンダンセトロンに対して過敏性反応がみられたという報告があります。

オンダンセトロン投与した患者にQT間隔延長を含むECG変動が見られたとの報告があります。また、オンダンセトロン市販後の症例として心室頻拍がみられたとの報告があります。先天性QT延長症候群の患者には本剤を使用しないこと。QT延長を招く医薬品を服用電解質異常(例えば、低カリウム血症や低マグネシウム血症)、うっ血性心不全、徐脈性不整脈などがあると患者に対してはECGモニタリングを行うことが推奨されます。

5-HT3受容体拮抗薬でセロトニン症候群が発症したとの報告があります。そうした報告のほとんどのケースでは、セロトニン作動薬(例:選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニンおよびノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)、モノアミンオキシダーゼ阻害剤、ミルタザピン、フェンタニル、リチウム、トラマドール、および静脈メチレンブルー)の併用と関連したものとなっています。報告された症例のうちのいくつかは致命的なものでした。オンダンセトロンの過剰摂取によるセロトニン症候群は、オンダンセトロン単独投与の場合でも報告されています。5-HT3受容体拮抗薬の使用に関連するセロトニン症候群の報告のほとんどは、麻酔後治療室または注入センターにて発生したものでした。

セロトニン症候群に関連する精神状態の変化(症状興奮、幻覚、せん妄、および昏睡など)や自律神経不安定性(頻脈、不安定な血圧、めまい、発汗、紅潮、温熱)などのは下記のような兆候がみられることがあります。 神経筋症状(例:振戦、剛性、ミオクローヌス、反射亢進、協調運動障害)、発作、消化器症状(例:悪心、嘔吐、下痢)または消化器症状がないことも。オンダンセトロンおよびその他のセロトニン作動薬の併用する際は、必ずセロトニン症候群の現出を監視することが必要です。セロトニン症候群の症状が現れた場合は、使用を中止し、支持療法を開始します。オンダンセトロンは、他のセロトニン作動薬と併用して使用されている場合、患者に対してセロトニン症候群のリスクの増加を事前に周知し理解を十分に得ていることが大切です。
相互作用
本剤を患者に用いる医師または薬剤師は相互作用について認識し監視下におくこと。医師の指示なしに本剤の服用を開始、停止、用量・用法の変更をしてはいけません。

オンダンセトロンとアポモルフィンの併用で非常に深刻な相互作用をもたらす恐れがありますのでのアポモルフィンとの併用は禁忌です。アポモルフィンを使用している場合は、事前に医師または薬剤師にそのことを伝えてください。

オンダンセトロンとトラマドールの併用により相互作用をもたらすおそれがあります。トラマドールを使用している場合は、事前に医師または薬剤師にそのことを伝えてください。詳細については、医師または薬剤師におたずねください。

オンダンセトロンはドフェチリド、ピモジド、プロカインアミド、アミオダロン、キニジン、ソタロール、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシンなど)など同様に、心臓のリズム(QT延長)に影響を及ぼす可能性があります。したがって、オンダンセトロンを使用すル前に、あなたが現在使用中の全ての薬剤(処方薬、非処方薬、漢方、サプリメントを含む)、貴方の医師または薬剤師に使用しているすべての薬について伝えること。

また、セロトニンを増加させる作用を持つ他の薬剤を服用している場合は、セロトニン症候群/毒性のリスクが増加します。例としては、とりわけ、セント・ジョーンズ・ワート、SSRI薬(フルオキセチン/パロキセチンなど、SNRI薬(デュロキセチン/ベンラファキシンなど)などの抗うつ薬などです。薬剤の使用開始時および用量増加した際にセロトニン症候群/毒性のリスクが高まる傾向が増大します。

ここに記載のすべての可能な相互作用を網羅しているわけではありませんので、本剤使用の前に、使用しているまたは最近までしようしていた薬剤のリストを準備し、医師と薬剤師とその情報を共有することが必要です。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
ラットおよびウサギに15および30mg/ kg /日、までの経口用量を与える実験では、オンダンセトロンが明らかに妊娠能力や胎児への悪影響を与えるという確証は得られませんでした。しかしながら妊娠中のヒトの女性に関する適切で信頼できる研究は今のところなされていません。動物実験での生殖関連研究が必ずしも全てヒトにあてはまるとは言えません。妊娠中はオ医師によりやむを得ないと判断された場合に限り使用すること。

オンダンセトロンは、ラットで母乳に移行することが確認されました。オンダンセトロンがヒトの母乳に移行するかどうかは明らかにされていません。多くの薬剤で母乳への移行がみとめられていますので、、オンダンセトロンについても授乳婦の本剤の使用については特に慎重に検討されるべきでしょう。
小児等への投与
4歳以下の小児への本剤の使用についての安全性については明らかになっていません。
過量投与
過剰が疑われる場合、ただちに毒物管理センターまたは緊急治療室にお問い合わせください。
適用上の注意
他の人と本剤をを共有することは絶対にしないこと。
その他の注意
EKGなどの医療検査は、治療過程をや副作用をチェックするために定期的に必要があります。
取扱い上の注意
指定された用量と服用間隔を守ること。万一、服用を忘れた場合、次の服用予定時間が迫っている場合を除き、すみやかに服用します。次の服用予定時間の直前で気がついた場合は、飲み忘れた分はそのままとし、次の服用予定時間に定められた量を服用します。飲み忘れの分を含めて2倍の用量を服用することは絶対にしないこと。
保存等
遮光保存
冷暗保存・室温保存 (気温2度~30度)
子供の手の届家内場所に保管すること。。
ペットの手の届かない場所に保管すること。
浴室での保管はしないこと。
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