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アタカンド (カンデサルタン)

アタカンド(カンデサルタン)は、アンギオテンシン受容体遮断薬(ARB)です。高血圧および心不全の治療に使用されます。心不全や腎臓病などにも効果があり、副作用が少ないため長期間、服用できます。

同義語

ブロプレス ジェネリック

有効成分

カンデサルタン, Candesartan

その他のブランド名

アタカンド, Atacand

包装

28, 30

製造元

アストラゼネカ, メルク

形状

含有量

8mg, 16mg, 32mg

製造国

スウェーデン, インド, トルコ

SKU

2159

【アタカンド (カンデサルタン)】食事の有無にかかわらず摂取することができますが、いつも同じ時間に服用することが推奨されています。

【アタカンド (カンデサルタン)】アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご確認ください。

【アタカンド (カンデサルタン)】妊娠中に使用するのは危険です。ヒトの胎児へのリスクがあるという肯定的な証拠がありますが、
例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【アタカンド (カンデサルタン)】母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。

【アタカンド (カンデサルタン)】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。


【アタカンド (カンデサルタン)】腎疾患での使用は恐らくは安全です。用量調整の推奨もありません。しかし薬の服用中は血圧、腎機能検査とカリウムレベルの定期的なモニタリングが勧められます。医師へご相談ください。



【アタカンド (カンデサルタン)】肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがあります。医師へご相談下さい。また肝疾患が重度である場合は、推奨されません。

カンデサルタン

使用方法
アタカンド (カンデサルタン)は、高血圧および心不全の治療に使用されます。また、脳卒中や心臓発作のリスクを低下させます。
効能・効果
アタカンド (カンデサルタン)はアンギオテンシン受容体遮断薬(ARB)です。 血圧を下げる血管を弛緩させ、血液をよりスムーズに流すことで、心臓が効率的に働くように作用します。
一般的な副作用
めまい、背中の痛み、副鼻腔炎、血中カリウム濃度の上昇
専門家のアドバイス
  • アタカンド (カンデサルタン)は食事の有無にかかわらず摂取できますが、常に一定の時間に服用されることをお勧めします。
  • 症候性低血圧を軽減するために、最初の用量は就寝前に服用してください。
  • アタカンド (カンデサルタン)は、血液中のカリウムのレベルを上昇させる可能性があります。カリウムサプリメントやバナナやブロッコリーなどのカリウムが豊富な食品は避けてください。
  • 呼吸に影響する可能性のある唇、舌、および喉の急激な腫脹があれば、すぐに医師に連絡してください。
  • これまでに腎臓や肝臓の問題があると診断された場合は、医師に連絡してください。
  • 妊娠中、または妊娠を計画中であるか授乳中である場合は医師にご相談ください。
よくある質問
Q.アタカンド (カンデサルタン)はACE阻害剤、β遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、アルファ遮断薬、血液希釈剤ですか?
アタカンド (カンデサルタン)は、アンギオテンシンII受容体アンタゴニストです。

Q.アタカンド (カンデサルタン)は安全ですか?
アタカンド (カンデサルタン)は、医師の指示に従って、所定の用量で使用すると安全です。

Q.アタカンド (カンデサルタン)/アタカンド (カンデサルタン)シレキセチルはスタチンですか?
いいえ、アタカンド (カンデサルタン)はスタチンではありません。

Q.イブプロフェン、パラセタモールとアタカンド (カンデサルタン)/アタカンド (カンデサルタン)シレキセチルを併用できますか?
はい、できます。ただし、治療を受ける医師の監視が必要な場合があります。

Q.アタカンド (カンデサルタン)と一緒にバイアグラを服用できますか?
はい。しかし、バイアグラはアタカンド (カンデサルタン)の血圧低下効果を高めるかもしれません。この二つを一緒に服用する前には、必ず医師に相談してください。

Q.アタカンド (カンデサルタン)と一緒にアスピリンを服用できますか?
はい。しかし、アスピリンはアタカンド (カンデサルタン)の血圧低下作用を下げますので、長期間の併用は腎機能に影響を与える可能性があります。この二つの薬を併用する前には、かならず医師に相談してください。

Q.アタカンド (カンデサルタン)とジクロフェナクを併用できますか?
はい。しかし、ジクロフェナクは、アタカンド (カンデサルタン)の血圧低下作用を下げ、長期間の併用は腎機能に影響を与える可能性があります。この二つの薬を併用する前には、かならず医師に相談してください。

Q.アタカンド (カンデサルタン)とレムミッップを併用できますか?
はい。アタカンド (カンデサルタン)とレムミップ(パラセタモール)を併用することができます。ただし、併用する前には必ず医師にご相談ください。

Q.アタカンド (カンデサルタン)は頭痛、脱毛、体重の増加、勃起不全、便秘、耳鳴り、がんを引き起こしますか?
はい。アタカンド (カンデサルタン)の使用は頭痛を引き起こす可能性があります。しかし、脱毛、体重増加、勃起不全、不眠症、便秘、耳鳴り、または癌を引き起こすことは知られていません。
このような副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

Q.アタカンド (カンデサルタン)の服用により疲労は発生しますか?
アタカンド (カンデサルタン)の使用で疲労を感じることは滅多にありません。

Q.アタカンド (カンデサルタン)はよく効きますか?
はい。アタカンド (カンデサルタン)は、医師の指示に従って、規定の期間、所定の期間使用されると効果があります。
基本情報
カンデサルタン(candesartan)の錠剤はアンジオテンシンII拮抗薬と呼ばれる有効成分のカンデサルタンが含まれています。この成分はアンジオテンシンIIと呼ばれる体内のホルモンの作用を阻害します。アンジオテンシンIIは体内の特定の受容体に作用し、末梢血管を狭ばめ、アルドステロンと呼ばれる別のホルモンの産生します。 アンジオテンシンIIを阻害することで体の血管が広がり、水分や塩分が調整され、結果として血圧が下がります。また心臓病(心不全など)や腎臓病などにも有効であると考えられています。副作用が少なく、長期服用に向いています。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【推奨用量および用量調節】
アタカンド錠は、1日1回、だいたい同じ時間に服用して下さい。
食事の有無にかかわらず服用いただけます。

高血圧:
〔成人〕
アタカンド錠の服用を開始する際は、最近受けた抗高血圧治療や血圧上昇の程度、塩分制限、その他臨床要因について考慮する必要があります。
アタカンド錠を別の抗高血圧薬を併用する場合は、使用中の抗高血圧薬の用量調節が必要となる可能性があります。
血圧反応は、4~32mgの用量範囲と関連しています。

単剤療法として使用される場合、アタカンド錠の初回投与量は、1回16mgを1日1回が推奨されています。
アタカンド錠の1日の用量は、8~32mgまでの範囲となります。
32mgを超える用量を使用しても、血圧降下作用が増すことは示されておらず、臨床経験もあまりありません。
抗高血圧作用のほとんどは2週間以内に見られ、最大の血圧降下作用は通常4週間以内に表れます。
血管内容積が減少している可能性のある患者(例:特に利尿薬による治療を受けた、腎機能障害のある患者)には、用量の減量を考慮する必要があります。
アタカンド錠のみで血圧がコントロールできない場合は、チアジド(サイアザイド)系利尿薬 が追加される可能性があります。

利尿薬との併用療法:
利尿薬を使用中の場合、体液量減少が減少していることで、追加の抗高血圧治療の開始後に低血圧が起こりやすい傾向にあるため、アタカンド錠による治療は慎重に開始される必要があります。

可能な限り、低血圧の発症リスクを減らすため、アタカンド錠の服用を開始する2~3日前には利尿薬の使用を中止して下さい。
もし患者の状態により上記が可能ではない場合、アタカンド錠は慎重に投与し、血圧の綿密なモニタリングを行う必要があります。
その後、用量は薬への反応性に応じて調節して下さい。

肝障害:
〔軽度から中等度の肝障害〕
用量調節は必要ありません。

〔重度の肝障害および/もしくは胆汁うっ滞〕
初回投与量を4mgに減量することを検討して下さい。

高齢者(65歳を超える):
高齢患者への用量調節は必要ありません。
高齢者によっては薬の反応性が高まる可能性は除外できないため、適切な注意を払うことが推奨されています。

小児および青年(6~17歳):
〔体重50kg未満〕
初回投与量は1日4mgとすることが推奨されています。
血圧コントロールが十分でない場合、1回8mgを1日1回まで増量されることがあります。
1日の最大用量は1回8mgを1日1回です。

〔体重50kg以上〕
初回投与量は1日8mgとすることが推奨されています。
血圧コントロールが十分でない場合、1回16mgを1日1回まで増量されることがあります。
1日の最大用量は1回16mgを1日1回です。

用量は、血圧反応に応じて調節して下さい。
殆どの抗高血圧作用は、4週間以内に見られます。
小児への32mgを超える用量の使用に関する研究は行われていません。

血管内容量の減少の可能性がある子供(例:特に利尿薬による治療を受けた、腎機能障害のある患者)の場合、アタカンド錠の服用は医療従事者の綿密な監視の下で行い、通常よりも低用量からの開始が検討される必要があります。、

心不全:
〔成人〕
心不全を治療する場合の推奨初回投与量は、通常1回4mgを1日1回です。
目標用量は1回32mgを1日1回です。患者の忍容性を見ながら、約2週間の間隔を空けて用量を倍量ずつ増量して下さい。
アタカンド錠は、ACE阻害薬やベータ遮断薬、利尿薬、ジゴキシンおよび/またはスピロノラクトンなどの別の心不全治療薬と併用できます。

高齢患者や腎障害および肝障害のある患者への用量調節は必要ありません。

〔小児(6~17歳〕
18歳未満の小児および青年の心不全治療に対するアタカンド錠の安全性や効果は確立されていません。

【服用を忘れた場合】
予定時間に服用し忘れ、12時間以内に思い出した場合は、できるだけ早く服用し、その後は通常の服用スケジュールに戻って下さい。
もし12時間以上たっていた場合は、1回分を飛ばし、次の用量から通常通り服用を再開して下さい。
アタカンド錠は、絶対に忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

警告
  • 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
  • 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
  • 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
  • お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
  • お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
  • 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
  • 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
  • 血液中のカリウムとクレアチニンを調べるために定期的な血液検査が必要です。
慎重投与
下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
心臓弁膜症、虚血性腎臓病、高カリウム血症、腎臓病、肝臓病、脳卒中の既往歴、血液透析中、減塩療法中、ガラクトース不耐症

相互作用
下記のお薬を使用している場合には医師へ知らせてください。
利尿薬、アルデスロイキン、抗精神病薬、ACE阻害剤、降圧薬

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